テリー伊藤のモノマネをしないホリ |
わたくしは何がしたいのでしょうか(早川義夫風問いかけ) 昨日、うっかり「LEON」を買いそうになってしまいました。 本屋に告ぐ! 私の視界内にジローラモの表紙などは置かないでくれ。 弱っていたらフラフラと手を伸ばしてしまうじゃないか。 まあ、780円という値段で現実に引き戻されたけども。高いよ。
ああ、歯痒い!レオンに踊らされるなんて!
ところで最近のわたくしは週の半分以上がスーツ出勤という具合なので、新しいスーツを買ってみました。結構するもんだ。まあ、しょうがないけども。 足の短いわたくしですから、当然のごとく裾直し。伝票を書いたりなんだりの処理を待っている間に「よろしかったらこちらをお読みになってお待ちください」と手渡されたのだ「UOMO」であった。 女子だっつうの。 まあ、サラリーマンという大きな括りの中では間違っていないし、前からUOMOは読んでみなければならないという義務感に駆られていたので(別に昔メンノン愛読者だったとかではないのだが)、ここぞとばかりに読んでみました。 ・・・ なんというか、まあ、「本当にこんな肉体をした40代はいるのか?いるとしたらどこに?」と思った次第。季節柄水着やらなんやら(もちろんブーメラン型ですよ)の特集があったのだけれど大胸筋の盛り上がり方がすんげえ。 「モテるオヤジはちょいムチ!」とか書いていたのはレオンだったか。 ちょいムチなんてかけらも載っておりませんでした。 やっぱりこの手の雑誌には現実との遠い隔たりを感じざるを得ないな。 空想というか、理想のモテオヤジライフ展覧会。 「よーし、俺もモテオヤジを目指して頑張るぞ!」なんていう方(30代後半以上)よりは、「ああ、こういうオヤジに(悔しいけれど)萌え」と思ってしまう私のような女子(一部、中性)が読んだほうがいいと思う。理想のオヤジ展覧会だから。目の保養雑誌だから。 と、うっかりレオンを買いかけた自分を擁護しておく。
あ、でもUOMOのやるなぁ、と思ったところは阿部ちゃんをモデルとして起用していたところ。カコイイ・・・ さすがメンノン卒業世代の雑誌。
と、こんなくだらないことを今打っているのは新幹線の中なのです。 ハタから見れば仕事をしているようなのに、書いている内容はレオン系オヤジについてだ。どうだ、参ったか。
ところで、UOMOを読んでいたときに読者からのハガキコーナーがあったので興味深く読ませてもらいました。「あなたは恋してますか?」というモテを標榜する雑誌らしい質問に対する答えが載ってたのだった。 いくつになっても話題は「恋」、そして送るのは「ハガキ」(メールかもしれないが)ってすんごくまぬけですね。 40過ぎの人が「今でも妻に恋してます」とか「会社の女の子と禁断の恋」などと書いてて、モテるオヤジ雑誌であろうと書いていることは「エルティーン」や「セブンティーン」「プチセブン」と変わらないんだなと思った次第。 幾つになっても恋心は絶えないものです。ただ、わざわざ雑誌に送るなよ、とだけ言いたい。読んでるこっちが耐えられないから。 そんな読者コーナーの上段に菊池成孔のコーナーがありました。 今をときめく「モテオヤジ」といえば菊池成孔なのでしょう。「情熱大陸」でも「現代最大のカリスマ」などと紹介されていたし。 以下は私が知っている菊池成孔の知識。
菊池秀行の弟、現代音楽を東大や京大で教える講師(しかも昔見かけた講義のタイトルが「難しい音楽」だった)、上智中退(中退がミソ)、バンドのアルバムタイトルは「構造と力」(浅田彰!)、神経症(であることを何度も書いていたのを読んだことある)、ワーカホリック(朝日新聞に書いていた)
なんだかすんごく「80年代病んでます気質」な人だなという印象。 意味は知らないのだけど「スキゾキッズ」て言葉が思い浮かんでしまうのだよ、菊池成孔のことを考えると。全然違っていたら申し訳ない。 80年代気質なところがUOMO世代にはいいのかしら。私は「未だにローファー素足で履いてるんだろうな」と思ってしまうのだけれど。 活動のすべてが「同人誌っぽい」と思えてしまうのもこれまた80年代っぽい。日記がとくに80年代ぽいんだよな。(笑)に対しての嫌悪感が薄れてきた今日この頃だけども、「あー自分ウケ全開だなあ」と思えてしまうこの方の日記(私の中では同人誌だけど)。 しかし若者のカリスマらしいからな。ニューアカとかスキゾキッズとかそういうことに関してよくわかっていない人が菊池成孔ヨイショヨイショなのは何故なんだろうとずっと考えていたのだけど、「単に80年代ブームだから」「高尚で小難しいこと言ってるので頭よさそうだから」「なんとなくお洒落っぽいから」くらいが理由なのだと思っておりました。全然腑に落ちないながら。
が、「情熱大陸」を見て膝を叩いてしまったよ。
菊池成孔ってホリにそっくりなんだね
菊池成孔のいい具合の写真が見つからなかったので比較できなくて申し訳ない。 でもホントにそっくりなんです。メガネかけていたりジャズについて語っていたり、前述の私の書いたような前知識なしでよく見ると、もうどっちが菊池でどっちがホリなのかすらわかんなくなるぞ。言い過ぎた。 「モノマネ芸人の素の顔に似ている」っていうのがおそらく最高に庶民的(言葉を選んでみた)でカリスマたる所以なんだろう。 違っていても私の中ではもう確定。
先述のUOMOの連載コラム(連載ではないのかも)には図書館だか喫茶店だかという単語をわざわざ外国語(フランス語?)で書いていて、いちいちお鼻につくお方(言葉選んでみました)なんだなと思っていたのだけど 「でも顔がホリ激似」 と思ったらいろいろと許せてきました。 ホリは素晴らしい架け橋だよ。週刊プロレスのようだ。 むしろターザン山本か。
若者のカリスマつーか信者が多い人のことを書くときは言葉を選ばなきゃいけないので大変ですね。無学な私にはなおさらだ。 タイトルはいちおう文筆家な菊池成孔にあやかってみました。こんなタイトルよくつけてなかったっけ?
つうわけで大阪行ってきた日記は明日以降に書くのです
|
2005年07月04日(月)
|
|