鼻血を止めて/われた鼻の中から |
長いこと日記をやっていると、ある一定の周期で登場するネタがありますね。 そんなわけで今回は病院ネタです。 ココ最近も婦人科に行ったり(初めての大開脚、そしてひとりうんこ祭り)その前には皮膚科に行ったり(小指に異常をきたしたため、単なる湿疹だったが「もっと早く来て下さい」と怒られた)したんだけどその話は書かなかったのだよな。単に書くのが面倒くさかっただけだが。 ちなみに一年前に書いた病気チャートがこれ
>・腰打撲の後遺症で寝起きの際、モノを持ち上げる際に腰が異常に痛い >→整形外科 >・巨大な虫歯(ほんと、腰を抜かすほどでかかった) >→歯科 >・鼻の皮がめくれるほどの鼻炎(仕事にならない時も多々) >→耳鼻科 >・喉を鳴らす癖がある(イガラっぽいというかえへん虫っぽい。 >これは本人はどうでもいいんだけど親が昔から病院に行けとうるさい) >→耳鼻咽喉科(耳鼻科と一緒だが) >・深刻な生理不順(早かったり遅かったり) >→婦人科 >・最近、風呂上りに顔に湿疹がでる。顔が赤と白でまだらになる。 >→皮膚科
おお!一年半くらいの間にとりあえず整形外科・歯科・婦人科・皮膚科は制覇してるジャン。インフルエンザの時に内科にも行ってるし、ものむらいで眼帯着用した時や結膜炎ん時は眼科にも行ったんだった。 そして今回は、最後の砦である耳鼻科に行ってきました。ついに「いわゆる町医者」完全制覇だよママン!あと行ってないのは性病科とか肛門科とか美容外科とか心療内科とかくらいか。 きっかけは前回の日記でも書いた「鼻血」でございました。土曜日の夜、いつものようにMr.三平で飲んでいたら笑いすぎて「あ、鼻出ちゃった」と思っていたら鼻血が流れてたんだった。人生で鼻血が流れた、というのは初体験だったので(鼻血処女!・・・と思ったら5月くらいに出てたわ。でも流れるのは初めて)動揺するも、なんとか治まったのでそのまま鼻血のことは大して気にかけなかったのだった。 それから日曜日は鼻血が出ることもなく、きわめて良好に過ごすことができたのだが明けて月曜日、出勤前から流血・・・話し合いをしながら流血・・・設定を作りながら流血・・・酒を飲みながら流血・・・布団でゴロゴロしながら流血・・・あんなことこんなことしながら流血・・・寝ていながら流血・・・朝起きようとして流血・・・かれこれ10回も!・・・鼻チンボコが擦り切れちゃうくらいに・・・!古尾谷雅人以上に血みどろだった!・・・ というわけで、火曜日出勤後に鼻血が出たら病院に行こうと決心。そういう時に限って全然でないのね、鼻血。あーよかったと思っていたら、午後、ウンコしようとしてトイレで気張った瞬間に鼻血噴出。トイレで一人だったのもあって思わず「キターーーーーー!!!!・・・・」(よんぼり)と呟いてしまった。 その後、2度鼻血を出し、2度目は他の人の目に余る状態だったので(血がすぐ口に溜まるので吐かなきゃいけないんだが、吐血しているようにしか見えない)病院送りになってしまったのでした。 しかしバケツに血を吐きつづけ、すぐに水を用意されたり、濡らしたタオルをあてがわれている時には、自分が格闘技の選手のような気分になった。吐こうとするとバケツすぐ持ってきてくれるし。セコンド持ち。 あと、改めて自分の吐いた血を見ると、血って固形物盛り沢山で、なんか口から生理が起こっているような妙な感覚にも囚われる。「なんか口が生理中のマソコになったような気分」と思わず言ったら「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ」と怒られる。
というわけで病院へ。 これがまた、子供がものすごく多いとこで受付で名前書いてから呼ばれるまで1時間弱。思わず眠る。(前日鼻血で思うように眠れなかったため) 呼ばれて開口一番「鼻血が止まらないんです」と訴えたところ、いきなり専門器具で鼻をぐいっと広げられ「ああ!こりゃひどいですよ!」と言われる。きっと鼻ひろげられた顔のほうがひどいだろうに。 そしてさらに広げられ・・・めくられ・・・先っぽが細くて鋭い器具でつつかれ・・・謎の液体を吹きつけられ・・・鼻めくりどころか鼻いじめだった!・・・すべてが沁みる!・・・痛い!・・・刺激!・・・ついでに耳も覗かれてつつかれ・・・脳みそが壊れちゃうくらいに!・・・つつかれるたびに頭の奥でマゾンナのキンキンしたギターが鳴り響いた。「ノイズを聴くと濡れる女」を自負してきたが、この時ばかりはそれどころではなく、本気涙がダラダラ流れるばかりだった。 大人になってから病院で泣くことがあるなんて! 町医者グランドスラムツアーの中で一番痛かった、!鼻。歯医者なんかかわいいもんだと思うほど。 鼻血の原因はアレルギー性鼻炎なのだった。とほほ。鼻炎であるということはもうとっくのとうにわかっていたんだが、鼻血がでるほどだったのかよ! 最終的に「え!そんな大きいの入らないヨ!」という太い脱脂綿のようなものを入れられ、「来週、アレルギー検査しますんで。その時に、セッカイなんかもね」と言われた。 セッカイ・・・?石灰・・・?いや、切開だよな。 鼻を切るのかよ!これ以上血を流せっていうのかよ!でも鼻炎の治療の中には「鼻の骨を削る」というものがあることをすでに知っていたので(うちのいとこが経験済み)なんとなく覚悟する。
その後、病院を後にし、向かいの薬局に薬を貰いに行こうとしたところ、病院を出た直後から再び出血。ダラダラ血を流しながら薬局に入り、カード記入もままならない時点で吐血ばりに鼻から血が吹き出る。あんなに汚さずにいた服も汚れてしまうほどに!・・・3人の薬剤師さんが全員飛び出してきてかわるがわる拭き取られる・・・血まみれ・・・おばちゃんが「へんなところ(股)に血がついちゃってごめんね!」と謝ってくる・・・なんか知らんが今自分に起きている現象が頭の中でスローモーションに変換され・・・頭の中で中島みゆきが・・・シュプレヒコールの波!・・・白衣のおばさんにかかえられて薬局から病院へ・・・商店街を血まみれで・・・川俣軍司!・・・鼻血の流れを止めて・・・止まらない鼻血を見たがる者たちと戦うため・・・!そんな者いないけど。
再び病院に戻り、鼻めくりアゲイン。 さっきより泣ける、いろんな意味で。泣きながら慣れない鼻いじり器具を受け入れるのだ。 喉にたまった血の吸引をし、喉にも細い器具をつっこまれて思わず「オエ」っとやってしまった。太い脱脂綿のようなものを2つ突っ込まれる。
なんとか治療完了。
そしてその後、現在に至るまで2度出血。 治るのか?でももう12時間くらい大丈夫だから大丈夫なんだろう、きっと。 でも私はとても臆病な猫だから、他愛のない嘘をいつもついて変わらない鼻炎を流れに求めてしまうような気がする。そんな鼻情。
一部の好事家の間で「理性とは関係ないところで勃起しちゃう」と話題になっていた「鼻めくり」はやっぱり抜けないと思った。
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2004年02月04日(水)
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