パラダイスシティ幕張(マンションの名前風) |
恒例土日だらけの夏休み大会第4弾(正確には5弾)はサマソニ!「渡鬼」と発音が似てるのがいつも気がかりだ。そういえば渡る世間の増長ぶりはとどまるところを知らないねぇ。ついつい見てしまいながら言うのもあれだが、「東京土産」を名乗っている渡る世間オフィシャルショップ、ほんとに作る奴がいるのかまったく不明な「おかくら」「幸楽」レシピブック(だいたい幸楽なんてタダのラーメン屋なのに、あそこのメニューを家で作るってあり得ないだろ)に続き、昨日発見してしまったのは「渡る世間は鬼ばかりガチャガチャ」。ガチャポンっつうの?まぁどっちでもいいけど子供にもおもちゃコレクターにも需要がないだろ。しかも遠巻きに見ただけだが、ガチャガチャの内容が真(えなり)や大吉(藤岡琢也)のフィギュアではなく幸楽のラーメンやチャーハンのフィギュアって!心底どうでもいい!!
それはさておき、サマソニです。リストバンド交換だけで物凄い列。 見たもの ★マーダードールズ スリップノットのドラムの人の別バンド。マリリンマンソンというよりビジュアル系な格好にデス声つうか金切り声で「ファック!」だの「ピープル・ヘイト・ミー!」だの叫ぶボーカルが曲が終わるたびにその金切り声で「アリガットー」と「ツギノキョクハ〜」を律儀に言うのはワラタ。そして客の煽り方は「サケベ〜」と「テヲアゲロ〜」。ほんとこの4つしか言わなすぎて、プログラミングなのかとまで思った。「アリガァト〜 ツギノキョクハ〜マザファカなんちゃら(聞き取れず)」終始こんな調子。全体的にデヴィンタウンゼンドがビジュアル系でパンクっぽいことやってる感じか。 ★フーバスタンク マーダードールズに負けないくらい日本語駆使しておりました。「スゴーイ」とか 「イチ、ニ、サン、ジャーンプ」(ダーっぽい)とか「トベー」とか。音はものすごくスタジアムが似合う。んでメンバーみんな動きがかっこよかった。悪ぶってないリンキンパーク。日曜日のラインナップに入ってたほうがしっくり行ったんじゃないかな。 ★アンドリューWK まずビックリしたのがスタジアムが埋め尽くされたこと。大人気だなぁー そしてパーティー野郎全開なアンドリューとギターのジミー(ミック・フォーリgー似)。足を上げて踊りまくる姿はオモロだった。ジミーはオオツボサン達の前評判どおり走り回るわMCやっちゃうわで一ギタリストに収まってなくてナイス。スーパーアンガス・ヤングといった調子。 私は全然知らなかったんだがドラムの人が元オビチュアリーのターディ弟なんだと。弟って会社員やりながらデスメタルやってたほうだった記憶があるんだけど、そんな人までもがパーティーハードやってるなんてスゴイことだ。カコイイ。ほんとに「ジャンルを超えた」という言葉がふさわしい。(実際BURRN!からインロックまで 許容してるし) 前回の日本公演は絶不調だったらしいけど今回は客を肩車しながら歌ったり、終わった後出てきて「アンドリューダンス」(早い話が欽ちゃんダンス)を披露したりでタフガイだなと思った。 ★ザ・ハイブス 当日、急にハノイがインドアステージに変わったため急遽アウトドアステージに登場となったハイブス。全員黒いスーツで統一してたのがかっこいい。けど、残念なことに音が悪い&小さいという事態だった。その前のアンドリューが物凄い盛り上がりだっただけに音の悪さがより目立つ。やっぱガレージロックは室内のほうが似合うな。あるいはフジロックのレッドマーキー向け。 しかし本人たちもアウトドアなMCは不慣れだったのかどうか知らないが「ダハーイブス」を事あるごとに連発。ハイブス知らなかった人たちも覚えたことであろう。「ロックンロール!」「イッツオーケー!」と叫んだ後「ロックンロールイッツオーケー!」とくっつけて叫んだり(しかもオーディエンスにもリピートさせる)、「T・H・E・H・I・V・E・S・T・H・E・H〜」という感じにスペルを復唱したりしてまるで駅前留学!ギターを投げてガレージパンクっぽく決めたあとにものすごくイイ声ではっきりと(マイク通して)「ニューギタープリーズ!」といったり、「YOU LOVE US!」と勝手に断言したり本気なのかギャグなのかがサッパリわからないのが痛快だった。最後もあまりにも早く終わってしまったもんで慌てて出てきてアンコールやってたし。 ★ウィーザー しかしウィーザーのロゴマークは何であんなにハードロック色が強いんだろう。不釣合い。3枚目があまりにもよくなかったり、まぁ個人的にいろいろあったりしてウィーザーからはずっと遠ざかっていたんだが(でも1枚目2枚目は大好き)久々に聞くとやっぱいいね。甘酸っぱい感じが。実際は甘酸っぱいどころか!と思うが。 私が聞いたのはごく最初のほうだけなんだけど、1枚目2枚目の曲中心だった。サーフワックスアメリカとか聞きたかったなー ★フレーミングリップス コレを見るためにサマソニ行くことに決めたと言っても過言ではないのに、インドアステージとアウトドアステージがあまりにも遠いんで途中「別に見なくていいや」などと思っていたが、やっぱり踵を返してインドアステージに向かう。 着ぐるみを着た人たちが多数登場して大きな風船を客席に投げてそれを飛ばしながらのライブはそれはもうメルヘンチックでございました。メンバーも着ぐるみなら踊ってる人たちも着ぐるみ。楽しい空間でございました。 私は初期のほうのが好きなのだけど(2枚目もいいけど便器アルバム好き)やっぱ最新作のスペーシーでフワフワした感じが多かった。ほとんど打ち込みなのにフォーキー感がそこはかとなく広がってて。本人のMCで「サッドソング」とか言ってましたが。あとVJつきでライブやったりするあたりとか音響っぽいことが多かったりするあたりでコーネリアスっぽいなと思った。フジのコーネリアス見てないけど。 そんなメルヘン系でありながらVJの内容は日本人が出てる皆殺しドラマ(あれ、なんなんだろ。制服の女の子だらけで銃で殺し合いしてくやつ。ひとりだけ生き残るあたりがレザボアドッグス風だと感じたが)とか精子の泳ぐ映像だったり、ボーカルのウェインが赤いジュースみたいなのを頭からダラダラ流しながら歌ったりしててなんかサブカルアングラのように一筋縄ではいかない人たちだなと感じた。 あ、カイリーミノーグのあの曲(ブルーマンデーにかぶせたりしてたやつ)の劇的悲壮感あふれるカバーもやってますた。 ★ガンズンローゼス フレーミングリップス見てから移動もあったんで最初からは見られないなーと思ったら、例のごとく時間が押していた。けども千葉マリンスタジアム満員。ロッテ戦じゃ絶対にあり得ない光景。で、ウェーブとか起きてた。初めてウェーブ参加した。結局45分押しでスタート。 始まるまでは「まぁ歴史を目撃するくらいの心持ちで」「もうフレーミングリップス見たしいいや」と思ってたけど一曲目のウェルカムトゥーザジャングルから大興奮。パブロフの犬のように体が反応したよ。今でこそうんちく垂れてますがねぇ。 そういう恥ずかしい(?)部分もあけすけになるほどのヒット曲連続ぶり。ユークッドビーマインドとかやるとは思ってなかったよ。 けどもアクセルの体が一回り大きくなっていたのはビックリした。それでも痩せたほうらしいが、思わず「え?マイク・ミューアなの?」とエノモトサンと話したほど。そして曲と曲の間でアクセル休みすぎ。 けどその休みタイムのうち、バケットヘッドがヌンチャクを振り回すパフォーマンスを披露したのはワラタ。ブルースリーばりのうまさ。ヌンチャクパフォーマンスのあとはロボットダンスをして(これもウマイ!けどマスクしてるから不気味)そしてジャイアントロボかなんかを片手に演歌調の曲を弾いたり、スターウォーズの曲をいろいろ弾いたりバカテクも披露。バケットヘッド幻想は広がるばかりである。 体力的にムリなんじゃないのか?と思われたが休憩多めが功を奏したのか、なんとライブ時間2時間弱。しかもライブ後に花火まで上がってた。
そんなわけでサマソニ終了。2日目のモリシは最後まで惜しまれつつ。帰り道、エノモトサンとパワーロックトゥデイの話で盛り上がったので(主にメタル瞬間芸とジャーマンメタル。大嫌いだけど)家帰って思わず何年かぶりにパワーロックトゥデイ聴いちゃいました。当然のごとくガンズ祭り。でもそれ以上にあーと思わされたのがジングルが昔と寸分違わず同じであること。あのヘンな外人の声ですよ。先行予約をいまだにやってること。そして未だにボンジョビが人気者であること!あのラジオ聞いてると今が何年なのかわからなくなるね、いやホントに。
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2002年08月19日(月)
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