フジロック無事ロックレポートその1 |
フジロック談義 というか、その前日は上司や先輩たちとビヤガーデンへ。間違いメールから始まったビヤガーデンの旅!とかいうとなんかメグライアン主演といった調子だがただの酒宴。こういう場だから判明したことだけどピーズやボガンボス(つうかローザルクセンブルグ)やソウルフラワー(というかニューエストモデル)好きな先輩つうか上司がいてビックリ。いるとこにはいるんだねぇ。三十路はステキ。
で、フジロックはですね。当初車で行く予定だったんだけど新幹線でレッツラゴー。りえ坊サンとホームでビール飲んだりしてたらロンブーの淳が。彼女っぽい人がワンピース(ゴムゴムの木の出てくる奴)のTシャツ着てて恐るべきファッションセンス。腐女子ってやつか? 喋ってるうちに越後湯沢到着。越後湯沢なのに原宿という店がパート1、パート2とあってそこでアイス買おうとしたらロクなもんがなかったんで、その隣のジェラート屋でアイスを買ったはいいがちっともジェラートなんかじゃねえでやんの。しょぼいソフトクリーム。私はこしひかりアイスにしたけど。 苗場行きのバスは混んでいたけど座れたんでラッキー。で、1時間くらいバスに揺られて苗場についたはいいが電波がまったく通じないという非常事態。どうやって合流せよと?しかもやたら歩くし。 オオツボサンがひとりで奮闘して立てたテントはなかなかいい按配で、音楽もいい按配。が、いかんせん暑い!ビールが進む進む。
○グリーンステージ 一番芝生が多くてねっころがるには最適。ねっころがりながらの清志郎矢野顕子最高。井上陽水のへんてこMC(忘れたけどかなり笑った)とか変調しまくりな「アジアの純真」とかはいい感じだった。これだったらアメリカのプレスが酷評するスキもないしな。 ペットショップボーイズがよかった。オオツボさん曰く「すごく上手いニューオーダー」というのは言い得て妙。マッチョゲイが好むキラキラしたせつない/甘酸っぱいポップスってあたり、実に田亀源五郎的恋愛空間だと思った。しかしトランスとかよくキラキラ系って言うけどそんなもん微塵もかないやしないね、これには。そしてサービス精神旺盛な選曲もいかした。君の瞳に恋してるやウェストエンドガールズまでやるとは!最後がイッツアシンだったらしいし。軽くペットショップボーイズブーム到来。続くケミカルもよかったみたいで。 あとグリーンで見たのはジェーンズアディクション!スゴイ!ペリーファレル、ひとり宝塚状態。叶姉妹どころじゃないゴージャス感。軽くフレディーマーキュリー。曲もガンガンノリノリで素晴らしい。とても10年以上前に解散してそのあとは復活したり休止したりを繰り返していたバンドとは思えないほどの勢い。で、愛しのデイブ・ナヴァロ様がカコヨスギ!!!!!萌え萌え〜Been Caught Stealingまでしか聴かなかったけど。 トリのレッチリはジェーンズに比べると勢いがなかったなーカリフォルニケイションの曲とか多目だったし。バイザウェイ一曲目だったけど。なんか落ち着いてしまったなぁという印象。でもジョージクリントン出てきたあたりからはよかったなぁ(なんて曲だろ?)。MCでジョージクリントンやらバットホールやらジェーンズアディクションやら言ってたから、アンコールは全員が苗場プリンスの浴衣着て出てくるのかと思ったらそれは実現しなかった。やればいいのに。 でもジョンフルシャンテ(元ガイキチ君)がジョニミッチェル弾き語りとかもしてたよ。 最後に出てきたイタリアのバンドが凄くよかったが、周りの人々が全員集団催眠にかかったかのように暴れ始めたのでびびった。カンツォーネパンク。やってる人皆オッサン。アズーリ集団のようなイケメン度ゼロ。
○ホワイトステージ 私的メインだったバットホールサーファーズ→ソニックユースがここ。バットホールはすげかったー悪い外人(アタマとか、素行とか)がイッパイ。メジャーでのファーストアルバムの曲も結構やってたし10年近く前の自分満足。今の自分も満足。ギビーのMCがやる気ねぇ感じでクールクールとか言っててイイ!生ギビーカコイイ!太ってなかったし。音もさすがツアードサ回り屋なだけあってライブ映えするんだな。変態変態と全面に出てるがそんなことは全然なく、カコイイロック。音が出てるんだか出てないんだかサッパリわからないサックス演奏とかは違うけど。 けども、シンバルに油かけて燃やしながら叩く姿は最高変態。慌てて消火活動するスタッフたちも最高。最後のドトウの打ち込みでドラムの片割れが急に前に出てきて踊り狂う姿もハンパなかった。デブで髪の毛二つ縛りなオッサンが最前列まで来てノリノリ。ものすげえ汗臭いし。油谷さんばりのテカリ方だし。 私のアコガレ人生形態である「冗談なのか本気なのかサッパリわからない」というのを実践しまくりだな、バットホールは。一生リスペクト。 ソニックユースはソニックユースでもう貫禄でまくり。とりあえずサーストンのヒョロでかい姿を見てデケェという当たり前な感想を漏らす。曲もアップテンポでポップな曲が多めだった。ってのは次の日に本人たちが楽しみなノイズ演奏会枠があるからだろう。私としてはサーストンやリーラナルド(しかし老けたなぁ。髪真っ白)がボーカルの曲のほうが結構好きなんだけどキムが歌う曲のほうがウケるのね。さすがXガール。でもキムの踊りはよかったなー渡辺美里のようなはしゃぎっぷり。クルクル回ったりするあたりが特に。前転したときが一番面白かった。ステキな46歳! あとクーパー〜をちらっと見ました。「キョネンハ、イイトシダッタノデ、コトシモ、ソウシタイシ」とか片言の日本語で言ってたり、水をペットボトルごと客席に投げたり、なぜか東京都推薦透明ゴミ袋(新潟のかもしれんが)を持ってきて人や物にかぶせたり奇行のような親切をするバンド。遠くで聞いてたときはボーカルがオアシスっぽいなぁとか思ってたけど人力ケミカルブラザーズみたいなことやっててカッコよかった。
○レッドマーキー まずはバッファロードーター見たな。フワフワしてていい感じ。 そのあとオオツボさん一押しのホワイトストライプス。2人バンドだとは思わなかった。それを全然思わせないくらいドラミングが重くていい。ストゥージーズとかMC5のような感じを想像してたけどもっとブルース寄りな感じだった。ガレージブルースというか。途中で抜けてしまったが抜けた後が大盛り上がりだったそうで惜しいことをしたわ。 夜はDJシャドウを見たっけ。すんげー指裁き。スクラッチ早すぎ。加藤鷹かシャドウかっていう勢いだね!という話で盛り上がった。つうわけでシャドウ鷹に決定。変奇郎もビックリ。 ジェーンズを途中で蹴ってまでも見たイアンブラウン。これも結構前のほうで見たんだけどイアン、サービス精神旺盛。ビーチボールは蹴るわファンが被ってたベトナム農民帽かぶるわ手拍子自ら要求するわ盛りだくさん。「トキオー!サッポロー!キョートー!ナゴヤー!オーサカ!サカイ!コーベ!」と呼びかけたりも。九州や中国四国はないらしい。曲のほうはマッタリだったなー。結構踊ったが。やっぱローゼスを期待しちゃイカンね。しかしすごかったのが9時半からレッチリがグリーンステージでトリ飾るのでイアンのは途中で抜けようかなーと思ってた矢先にイアン、ステージ上から退散。なんでだ?と思って振り返ったら4,5列しか客いないでやんの。始まる前は結構人いたのにみんな去ってしまったらしい。スタッフらしき人が出てきて盛り上げろ〜とかやるんだけど後の祭りだった。まーその後レッチリ見てたらイアンの後ろでパーカッションやってたインド人ぽい人が見てたけどね、レッチリを。
眠くなったので続きは明日〜
|
2002年07月30日(火)
|
|