早熟女と隠語正式名称 |
もはや亀戸の上下ジャージバカギャルどころでは済まされない状況になっているのである。あれは氷山の一角に過ぎなかったのだ。事態はかなり深刻になっているのである。 それは月曜日の京浜東北線内のことなんだが、週の始めとはいえボーナス後なだけに酔っ払いがわんさか乗っていた。ジジイどもはなぜか声がでかい。そして話している内容はたいした事ないんだけど下世話だ。キャバクラがどうこう若いねーちゃんがどうこうは大いに結構。なんならもっと具体的な話をしてもいいくらいだ。なぜなら酔っ払ったジジイに倫理観っつうか理性はないものだとハナからわかりきっているから。まぐわいをする機会も大してない(精力低下とか、いろいろな理由で)ものだと思われるから。イコール生々しくないイコールたわ言くらい言わせてやるさ、という感じだ。 で、そんなじじいどもに混じって女の人(20代後半〜30代前半)の人もちらほら。この人たちもかなり酔っ払ってた。OLに甘んじているタイプではなく男の人張りに働くヒトっぽいなーと思って座りながらぼんやり見ていた。話の内容はその中にいる男のヒトの(男女混合グループだった)彼女がどうこうとかそんな話で彼らは酔っ払っていたのもあってか電車内だというのにものすごいハイテンションだった。もっともまわりのじじいどももハイテンションだったのでその車内の中では平均的な盛り上がりだったのだろうけど。(しかしあの電車のハイテンションぶりは異常だったな。祭りっぽかった) そんな中、とんでもない事態(ガチンコ風)が起きたのである。そのグループの中の女のヒトが発した一言に思わず耳を疑った。 「でもさーフェラチオしてもらったりするんでしょーキャハハ」 周り(そのグループの)は大爆笑してたが心底たまげた。思わず女のヒトの顔を何回も凝視してしまった。バカヤンキーが発した言葉ならいざ知らず、どう見てもその人は20代後半〜30代前半のヒトだったので。 オーラルセックスを表す言葉は「フェラ」だとか「尺八(即尺とか生尺とか)」だとかいろいろだ。だけど正式名称「フェラチオ」を発するとは凄い。凄いアナログ感。正攻法とも言えよう。そして同時に正攻法って素直に「恥」を直撃するな。ほかの言葉も恥ずかしいっちゃはずかしいが頬がポッとなる程度の恥ずかしさくらいしかなくて、それ以外の要素(たとえばやらしいとか、尺八だと下世話だけど)の割合も大きくなるのに。逆にいえばフェラとかそういう言葉は「フェラチオ」の絶対的羞恥感を減らすために生まれた言葉なのかもしれない。かわいいもんだよフェラは。極端な話、フェラだけだったらフェラガモやフェラーリを表してるんだっていうこともあり得るしね。「ボーナスでフェラの靴買っちゃって」「イタリア旅行行くんだったらお土産フェラがいいな」「トッティってフェラ似合うよね」「イタリア人ってフェラ好きだよね」などなど。なんかまぬけだけど。語弊招きまくりだけど。それに引き替え「フェラチオ」と堂々と発するのはある意味逃げも隠れもしないという宣言をしているようなもんだ。勇ましいな。でもそれくらい少しは隠れて欲しいが。 あとやっぱり理性/倫理観を持つべき年齢のヒトがこういう場で言っちゃうのはどうか。酔っ払いジジイやバカギャルは理性該当者から除外されてるから大声で言うのもアリなのだ。隠語の魅力は台無しにしちゃうけど、本人たち(へのダメージ)はノー問題だと私は思う。でも私よりプラス5歳〜10歳の女性がなーしかも電車の中で言うのはやっぱ反則だろう。仮にエロを生業にしている人だとしても。飲み屋ならいざ知らず。ヒトの羞恥心(理性)を失っていく過程を見たようでツライ。たどり着くところは野村沙知代なのかなぁ。まあフェラって言ってくれてたらあんまりこれは気にならなかったんだが。フェラチオだもんなぁ。 私も古川館長に「ヤツザキももうちょっとオブラートに包んで発言してくれればなぁ」と注意を促されてるらしいんで気をつけなければ、と深く考えさせられた夜であった。
|
2002年06月26日(水)
|
|