ヤングおじさん虎の穴 |
日本はオヤジの勢力の強い国だが今までブームとかそういったムーブメントを作ってきたのはオヤジではなく若者だった。新人類(北尾)とかジュリアナ世代とか女子高生ブームとかなんでもいいんだけどさ。まあこの程度の例では「そりゃトゥナイト2で煽ってオヤジが喜んでいるようなレベルのブームじゃないか」と即突っ込まれてしまうが。それでも若者が台頭しているのは自然の摂理的にも当然のことのはずだ。20年前のオヤジはもう棺おけに入ってるような人ばかりだし。 だが現実はそうでなかったようだ。考えてみれば私も生まれて20数年経ったがいまだにこの国はオヤジの国である。若者はどこに消えているのだろう?というのは前から気になっていたんだが実際のところはどうでもよかった。 が、入社してみて判明した。普段私は町でいきがってるブスとかヤバイ奴にしか目が行かないのでまったくの無知だったのだけど、新入社員の7割強、いや8割弱は「オジサンみたいな若者」なのだった。 いや、大学にもそういう人種はいた。実際のおじさんもいた。そしてブクブク太って満員電車に乗ってる塾帰りの小学生(成人病)もよく見てケッと思ったりしていた。でもまったくのノーガードだったのでオロオロ。企業の求める従順な犬って自分たちの予備軍、いや2軍3軍だったの?それが常識なら素直に負けを認めるが。しかしなー20代前半という若さあふれる日々に既に500円小遣い父さんのような佇まいで本当にいいのかという疑問はおさまらない。 そしてこの疑問は翌日さらに増進。2日目から私服で出勤可だったのだがこの日の私服ぶりといったら!すでに最寄の駅で降りた時点でそれらしき集団を見かけそそくさと逃げ出したほどである。色がヘンにうすいジーンズにTシャツinとかアディダスってでかく書いてあるかばんを斜めがけしていたり、これで野球帽(特に巨人の)かぶってたら変質者かアキバ系か塾通いの小学生かという勢いであった。これを防止するためだったら私服じゃなくていいよ。私もスーツで通うから! いやーオンナコドモばかり気になっているとこういう思わぬ落とし穴にはまるのだな。迂闊だった。これからは注意して観察せねば。とりあえず日本のオヤジは安泰だな。むこう20年は天下が続くのだから。
しかしAVEはイイ!乗りたい!ヨーロッパはどうでもいいやと思っていたがこういうところが侮れない。
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2002年04月01日(月)
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