いっそのこと「ひげまろ」と名乗るべきである |
しかし映画でも見に行きたいものだ。全然行く暇がないし。 映画の情報だけは「虎の門」井筒監督コーナーで仕入れているのだが。 こないだの「アメリ」ってやつはうちの妹がすでに見に行ってて「クソ映画」「まったく意味のない映画」「どこが癒し系映画なのかサッパリ」と言ってたので納得。つうか今、「ヒッキー」であること、ヒッキーだと名乗ることはトレンドなのだな。一昔前の「病んでます」発言と同等。「あたし、引きこもりなんだー(笑)」の(笑)に凝縮される優越感?人とは違うの、というカンジがやっぱやだなあ、私は。ほんとに引きこもりだったら笑い事じゃねえだろオイ。 なんつうか、BAPYのトートとか持ってもっぱら代官山しか行かなくてカフェで過ごす午後が好きで(クサー)「アメリ大好き!あたしと一緒!」なんっつてるのって結局「やおいですぅ(笑)」の人たちと一緒なんだよな。自虐的な自己弁護っつうか。欲望にのみ全ベクトルが集中してるってのも同じだな。しかも開き直りみたいな方法で。大体、代官山大好きなんてやつはそこに出かけてる時点でヒッキーじゃねえよバカ。 おしゃれもやおいも否定はしません。好きならどんどん励んでおくれ。なんならそんなマンガ描いてるばかりじゃなくて男根の一本や二本生やして菊門狩りに精を出して欲しいものである。 井筒監督(うちのオヤジ激似)は「自己恋愛の映画」「なんか見に来てる客の女の子って家ではオナニーばっかしてそうな子達ばっかり」と言ってたがまさにその通りだ。結局、詰まるところは人間「モテタイ」につながるっつうか。 まあ、見てもないのにここまで言うのもなんなんだが。でもある日突然知らない人と恋に落ちてどうこう、って展開、しかもその男も男版不思議ちゃんってのもハァ?だ。現代版少女漫画だよな。フィールヤングっぽい。 とにかく渡辺麻里奈(字これであってたか?)の映画ですな。出てないけど。
ついでに勝手に深刻なことだと思ってた話。最近どのファッション誌も何かに付けてやれBAPYだGDCだサイラスだと(ブランド名あんま知らないのでここで打ち止め。うとい)特集してらっしゃるが、それがいまやMCシスター(マスターズ・オブ・セレモニー姉御ってどんな意味だ。アッコ?)までもそんな服の特集をしとる始末。MCシスターって中学生のファッション誌じゃなかったっけ?中学生にそんな財力はあるのか?高校生を含めてもそんなに買えやしないだろ。っつうこたあそういう服を着るためには金持ちじゃなければイカンってこと? 親と仲いい人だけがおしゃれさんってことか?「viviを読んで物欲を煽られるだけ煽られて、手に入れる方法がないからAV嬢になるのだ」とバクシーシ山下は書いていたがもはやそれはviviだけでの問題ではないだろうよ。 おしゃれな人=高い服を着ている人だということは絶対ないのだがあの手のファッション誌読むとそう言ってるんだよな、誌面は。 ホントよくない傾向だ。だからなけなしの金でおしゃれ服買った子は家でオナニーするしかなくなっちまうんだよ。で、アメリみたいな「おしゃれだけど完璧ではない(でも決して悪い意味ではなく、捉えようによっては個性的な)」子だって素敵な人と出会って恋に落ちるんだ!っつう話で自己弁護つうか慰められるんだろう。 そう考えると立派に癒し系なんだな、アメリって。うまい具合に話がまとまったぜ。
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2001年12月16日(日)
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