村上龍って面白い。 彼が1997〜雑誌に連載していたエッセイを集めた「ダメな女」を読んでいるが、いくら少女を対象にしているからといってここまで軽くするこたないだろう、というくらい文章が軽い。 この手の龍エッセイは「これ前読んだ?」と疑うくらい内容も酷似しているんだけど、面白くて小気味良いのでよしとしよう。
この本の中で、彼が道後温泉のクラブで会った、月に一度シャネルを買うためだけに働いている女の子を「背が低くて小太りで、トリケラトプスのような顔をしていた」と形容していた。 トリケラトプスというのがわからないので、ぐーぐるでくぐったらこんなんだった。 やー龍ってかわいいな。
近頃劣等感にさいなまれていたので手にとってしまった本だが、彼の言う範疇での「ダメな女」には入っていないようだな。 本当にダメな女は絶対に自分のことをダメだと思わないらしいから。 かといって全くそういう要素がなく「こういう女が増殖するのって困るね」とも言い切れない。
話は変わるが、このくだり↓は当たり前のことだけど、納得。 「自立すること、個人として生きていけるような経済的・精神的基盤を早くから準備すること、それが大切だというわたしの考えは変わらない。そういう女性だけが男から選ばれるのを待つのではなく、男を選ぶことができる。」
わたしの中で「いい女像」はイメージあって、それは生活をこころから愉しむことが出来るひとのことです。 顔の造作は普通でも表情がすごく美しくて、自分に自信があるのに謙虚で力強い生活人で、好きなものほしいものいらないものをちゃんとわかっている迷いのない人。 ああ、そういう女に比べると、わたしはやっぱり「ダメな女」になるな。
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