「毎日が不安でもやもやしている」と正直に言った相手のもやもやを漠然と探ろうとしているうちに、言葉が言葉をたぐりよせて、思いがけず核心をついてしまった。触れないようにふたをするのもひとつの手だが、それでだめなら傷口をよく見てみるのも別の手だ。見ていても、きっと何もわからないままだろうけど、わからないものはわからないなりに、いつか気持ちの整理がつくことがある。しょってゆくしかないものの一つや二つ、誰だってあるんだと思う。からだの一部として、受け入れてしょってゆくしかないんだと思う。