もんすん日記

2002年11月26日(火) 少しガッカリ

ようやく読み終わった海辺のカフカには随分がっかりしてしまった。下巻の途中でいやな予感がしたんだけど、案の定、最後はオチのない漫才に拍手できないような心境だった。起き抜けにミュージカルはちょっときついよ、といった心境だった。今自分が予定調和的な物語を求めておらず、勝手にここになにか新しいものを探していたから失望してるんだろうけど。ただ、この作品に関しては激賞も酷評もあってしかるべきだと思う。自分の中にも実はどちらもある。全然ブックレビューを更新してないので、近々数冊分まとめようと思う。

吉田修一「パークライフ」はかなりセンスがよくて,途中ゲラゲラ笑ってしまった。巧すぎてあまり余韻が残らないけど。

昨日は母校を訪問するため、片道2時間半かけて箕面くんだりまで出かけた。遠すぎるぜよ!前社長B氏のお友達で、語科の大先輩でもあるF氏は、商社マンを辞めて現在母校で講義とゼミを受け持っていはる。政治経済に関する論文を書くように勧めてくださるのだけど、説明を聞いてもやっぱりわたしにはムリぽ・・・。
「勿論ドイツ語で書くでしょ?」と言われて鼻血がブーと出そうになった。
ドイツ語コンプレックスのわたしにその言葉はキツイっすよ。公文頑張ってます、ク・モ・ン。とはとても言えない。

それにしても久しぶりに通った昔の下宿周辺(マンション・スフィンクス)はとても寂しくて、よくこんなとこに4年も住んでたな〜としみじみ思った。
田舎だというだけでなく、あの辺は何かとても寂しい。寒くなるととくに。


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