昨日用事があって、フランスの監査事務所の日本法人(で、あってんのかな?) に電話した。「XX社のイワクラと申しますが〜お世話になってます」と名乗ると、 電話に出た相手が外国人だったみたいで、突然「よろしくお願いします!」と すげーでかい声でかえってきた。 同じく「お世話になってます」とかえしたかったんだろーけど、その絶妙な 間違い方がステキ。はい。こちらはふつつかものですが。
私は普段けっこう村上春樹の悪口を言ってるんだけど、ここ最近気づいたら村上 春樹ばかり読んでいる。未だに素直になれないお年頃なのか? 今日読んだのは「レキシントンの幽霊」。 この手の短編といえば、やはり「倉橋由美子の怪奇掌編」。何回も読みましたとも! 「レキシントンの幽霊」では、「沈黙」と、「七番目の男」という作品がずっしり残る。 両方、どっちかっていうと、べたなほうだけどね。 「沈黙」はどうしても、大江健三郎の、(題名忘れたけど)バスの中でよつんばいにさせられる 話を思い出してしまう。救われ度合いはあまりに違うけど。 思うに、ある種の人達は、村上春樹の小説を読むことで、随分人間関係(に対する考え方、処し方)が 楽になるんじゃないかな? で、そのある種の人達、に私も含まれるみたい。 「ダンスダンスダンス」の中で主人公が、 ―人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから悔いの残らないように人と 接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。― と言っているのを読んで、わたしは随分爽快な気分になったのデス。爽快になったなんて書いたら 笑われそうだけど、本当に爽快に感じたんだよね。 明日は「やがて哀しき外国語」を読む。
*今日三宮のタワレコにいったら、offspringの"pretty fly"がかかってた。 ラッキー!
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