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2001年12月29日(土) |
タクシーに纏わる話し |
私が実家を出て丸五年が経つ。
その実家も正味、二年も住んでいない。
二十数年間すんでいた前の家は素晴らしく環境が良かった。 悪名轟かせる「大阪市内」なのに、だ。
まだ、市内に住んでいる頃 女友達数人とクリスマスの日に集まった。 何時もなら夜通し飲んだ暮れるのだが、その日は早々に解散。 残ったのは、私を含め二人。 唯一残った友達も熱気味だったので、慌ててタクシーに押し込み 残るは、私一人。
「まぁ、こんな日もあるさ」 と、自嘲気味に呟きトボトボと自宅に帰る為タクシー乗り場に向かう。
目に飛び込んで来たのはタクシーを健気に待つ人の大蛇の列。 心なしか皆、殺気だってる。
あのねぇ、折角のクリスマスなんだから自宅に帰ろうなんて思うなよ。 こんな時間迄ウダウダするつもりなら始めから直帰しろよ。 うら若き乙女に順番譲れよ。
等と、心穏やかに待つ事三十分。 三十分前から一歩も進んでない。
何やってんねんタクシー。 何処を彷徨ってるねんタクシー。 寒いやんけタクシー。 えぇぇぇ!タクシー。
等と、念仏の様に唱えながら待つ事さらに三十分。
「このママやったら凍え死ぬ。美しい花をココで散らす訳にはイカン!」
「馬鹿みたいに立ってるだけやったらバカでも出来る。」
「歩いて帰った方が早い!?」
無心に一時間チョイかけて歩いて帰りました。 観光がてら大阪城を横目に睨みつつ・・・
時は移り 前に住んでいた場所を後にし 今アル実家に越してきて数ヶ月経ったアル夜。 場所は又もやタクシー乗り場。
前の家と違い、今の家に辿り着くにはバスに十分ばかり揺られなければいけない。 中途半端な田舎の為、最終バスは中途半端な二十二時台に一日最後の勤めを果たす
又もや大蛇でナク長蛇の列。 状況は前と何ら変わりはナイ。
再び歩いて生還する道を選んだ私。
季節は夏。
前と違いとっても歩きやすい夜道。
自宅迄の道のり半ばに来た頃 ウォークマンをしていたのにも拘らず後に気配を感じ振り返る。
「若い男の子」
ああコノ子も夜道散策を選択したね。
と、思いつつ更に歩を進める美しい花。
数秒後、又もや身近に気配を感じ振り返る。
「若い男の子」は殆どスグ後。
「若い子は歩くのも早いなぁ」と、思っていた直後 むんずと我が微乳を掴む二つの手。
「何をすんねん!」 の「ねん!」を叫び切らないウチに片手で口を塞がれる。 そうはいくかと 「肘鉄砲」で反逆。
結局、卑劣犯は逃げ出して行った。 しかも
「笑顔」で振り返る
ごぉぉっつご立腹の私は腹の虫が収まらず かと云って石を投げつけるにも石は無いし・・・ 仕方無しに叫びました。
「面ぁ憶えたからなぁぁぁぁ!」
今でも間抜けな叫びだと自分でも思いますし 腹も立つ。あぁ、コレを読んでいる「美しき花」達よ。 夜道散策は今スグ辞めましょう。
キィィィィィ今でも腹が立つ。
そして馬鹿なうら若き乙女から脱命しました。 危機管理のなってない私にも非があるのでね。
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