2003年10月17日(金) |
Virtual vs non-labor income |
あいもかわらず労働供給の賃金弾力性の推定をしているのですが,なんだか1回の推定というか収束計算というかにえらーく時間がかかるので困ってしまいます.1回うまくいったので,もう大丈夫だろうと思って変数をちょっと変えてみたところ,ぐるぐる回り続けた結果,みょうちくりんな結果が出てきてしまってびっくりしました.変数を元に戻して,前回の収束値から計算を始めさせたら違うところに収束しそうなのも驚きですが.変数を変えたというのは所得変数なのですが,余暇を通常の財としたときの余暇と消費の代替で定式化したときの「所得」を使うか,単に非労働所得を使うか,というお話でございました.1980年のHausman論文では非労働所得が使われていて,その後しばらくはこちらが使われてきたようなのですが,TriestのJHR論文で実効所得が使われたりしているみたいです.最近のPh.D.論文でここらへんを取り上げているひとがいるのですが,彼らはどっちなんだかよくわかりません.ただのシミュレーションだからあんまり考えていないのかもしれませんが.むー.夜はなんだかよくわからないイベントがあった後,前の会社の友人からお誘いが来たので,半蔵門まででかけて軽く飲んで帰りました.栗焼酎やゴマ焼酎というのもおいしいものなのですなあ.
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