ある大学院生の日記

2003年05月22日(木) 日本語って

ある英語で行われている授業の最後に,先生が「ワタシも留学していたときに友人に聞かないと分からなかったので,こういうことは日本語で言いますが,中間試験の日程ですが……」とおっしゃったので,不覚にも笑ってしまいました.海外帰りの先生方というのはえてしてすらすらと英語を聞いたり話したりするので,さすがにやる気のあるというのはちゃいますなあ,と感心していたのですが,そうかやっぱり「英語が分からなくて試験を受けられなかった」というのはない話ではないのですなあ.うーむ.ちなみに今日のワークショップは横浜国大の塩路先生でしたが,ぺらぺらと素敵な発表でした.英語のほうが快活に見えたのは気のせいでしょうか.発表だったからかもしれませんが.内容はさっぱり分かりませんでした.マーケットリスクってなんやねん(この論文で).しかしやっぱり英語で話しているほうが表現が大げさになるような.まあいいですけど.

そういえば,「スイゼンの的」の意味が分からん,というヒトがいたので,なんじゃそりゃけけけけけ,と思っていたのですが,やっぱりここの院生の日本語は難しいようですなあ.漢字を使う回数というか比率というかが多いようで.しかし,それに比べても,読み終えたばかりの宮城谷昌光『重耳』なんて,わけわからん単語ばかりでした.春秋時代の話なので,国の名前がわけわからんのはまあいいし,ヒトの名前がわけわからんのもまあよいとして(だいたい姓と名がどこで切れるのかわからないし,これに字(あざな)・おくり名などが絡むのでなにがなんだか.しかも漢字もわけわからん),出てくる単語が難しいです.憮然とする(失望してぼんやりするさま)なんて序の口というか前座というか.まあおもしろかったからいいや.


 << past  Index  will >>


べべべ [MAIL] [HOMEPAGE]