なんとなく必要に迫られて,Nicholson, Sean and David Song [2001] "The incentive effects of the Medicare indirect medical education policy", Journal of Health Economics, 20, 909-933 を読んだのだが,非常に時間がかかってしまった.ありていに言ってぼくにはあんまり読みやすいものではなかったようだ.読み終えてないけど.そのなかでDDD分析というのを行っているようなのだが,これがまたよくわからない.わからなくてもいいような気もするが.ううむ.
3限では,Mortensen, Dale T., Christopher A. Pissarides [1994] "Job creation and job destruction in the theory of unemployment", Review of Economic Studies, 61(3), 397-415 を読んだ.サーチモデルの応用なのだが,おもしろいとおもった.Diamondのもともとのサーチの論文だと,雇用者はなぜかポワソン過程に従って解雇されるというあわれな設定になっていたのだが,ここでは生産性が低下すると会社を清算するというかたちで失業者プールに戻るという設定になっている.なるほどねえ.そういえば,M1のとき,Diamondモデルの失業給付を,雇用保険財政の均衡条件を用いて内生化したレポートを書いた覚えがあるのだが,この論文にもそれを適用できたりしないだろうか?一括税のほうが所得税より効率的だ,とかいうアタリマエの結論はすぐに出てくるとおもうのだが.ぼくのサーチモデルについての理解はM1・M2のころの大瀧先生の授業にすべて依存しているのだが,とつぜん論文の説明を始められても理解できるということは,やはりあの授業は偉大だったということなのだろうか?M2がなんだかトンチンカンな質問をして発表者を困らせていたが,やっぱり理解できていないのだろうなあ.ポワソン過程だもんなあ.
サーチモデルといえば,病院に行くか行かないかということについて,サーチっぽいモデルを組んでみた.モデルを組むこと自体はいいんだけど,仮定のディフェンスは難しいなあ.
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