のろのろと本を読んだり,よろよろと作図をしたり,学校へ出かけてごぞごぞと調べ物をしたりしたあと,夕方から,大学院の同級生の結婚式の2次会に出かけた.彼は修士ででていってしまい,某M総研で「ボーナスが出ないんっすよ」などと嘆いているやや頼りにならなさげな人物であるのだが,ええと,よくいえば好青年である.誰も行かなかったらどうしよう,とやや不安に思っていたのだが,よくよく調べてみると行かなかったほうが少数派だったらしい.
東横線には縁がなかった関係上,代官山という地名は知っていたものの降りたことはなかったので,どきどきしながら初めて下車した.どきどき(←しつこい).代官山駅から旧山手通りに沿って渋谷方面につらつらと歩いていくと,あちこちのレストランで2次会らしきものが催されていた.そういうシーズンなのであろうか.6月に結婚式を挙げるとナントカの女神に祝福されるという話なのだそうで,だからだろうか?しかし,神式で結婚式を挙げておいてギリシア神話に頼ることもないと思うが.
2次会自体はそれほど大げさでもなく,定番どおりの,やや感動を強いる場面もあったものの,普通の2次会だった.会費が高いのでいささか動揺していたのだが,場所柄と料理の料と質とデザートの量に鑑みてよしとしよう.彼があんなにふつうの2次会をちゃんとできるとはおもわなかった.えらくなったもんだ(←えらそう).
「彼についていきます」とか新婦が言ったりしたら諫めねばならんとおもっていたのだが(おいおい),婦唱夫随は世の習いなのであろうか,そんなこともなさそうだったので一安心である(こりゃこりゃ).
というわけで,お2人の今後の幸せを祈りつつ.