ある大学院生の日記

2002年02月21日(木) どうなるお引越し!

同級生の記述と完全にかぶってしまうのだが,予算の単年度主義のせいか,補正予算のせいか,文教予算拡大のせいか,そこらへんの事情はよく知らないが,わが(←僕のものではないが)経済学部棟を大改築するらしい.これを称して「平成の大修復」というかどうかは知らないが,それでお引越し計画がまた大きく変化するようだ.院生の意見を取りまとめている自治委員長にはほんとーにエライ,とおもう.市川雷蔵の映画でもみてリラックスしてほしい(←なんでいきなりこうなってしまうかといえば,昨日の話をひきずっているだけなんだけど).


しかし,いまの自治委員長はたいへんよくできた人物で,おせっかいなおばちゃんとかが「まあお人柄ねえSくんは.いい娘いないかしら」なあんて口走ってしまいかねないようなひとだからよかったようなものの,考えようによっては,大学の自治というのはその理念からしてかなりアヤシイのではないかしらん,とおもう.それはまるで,「財投機関に市場原理をいれます!」というくらい,不条理なのではないだろうか(ということはそれほど不条理でもない,となるかどうかは知らない).なぜって,だいたいが大学にいる学者なる人種には,「サラリーマンじゃ生きていけないよね」っぽいひとが多いと思うし,そういう人間は,交渉とか事務手続きとかが,得意ではないにしても嫌いな人たちなんだろうと思うし,ひるがえって自治というのにはそういうのがつきものなわけなんだから(アヤシイ推論が続いているから結論の妥当性はかなり疑わしい),自治が苦手な人間が自治をする,ということになりかねないんではないだろうか.いまの自治委員長みたいな人間に自治委員長をやらせるのは比較優位の原則に反していると思う.だから誰ならいいんだ!といわれると困るけど.


大改修にともなって,院生スペースにも注文をつければ叶うかもしれないよ,ということになったそうだ.というわけで,自主ゼミのとりまとめをやります.近代経済学グループの人で,4階のレイアウトなんかに希望のある人は僕にメールしてね☆


ふたたび同級生の記述と完全にかぶってしまうのだが,そういうと,すかさず注文を多く出す人間がいるわけで,やれ服を脱げだの,やれ塩を振れだの…(←それは『注文の多い料理店』だってば).たしかに,そういう行動はカッコ付きの「経済合理性」には適っているかもしれないが,理論の仮定に自分を合わせることは本末転倒で,自分や周りの人間の「経済合理的でないように見える」行動を,とくに周りの人間との関係のなかで説明するというのがケイザイガクのあり方ではないだろうかうんうんと思わず強く語ったりしてる場合じゃないのだけど.


どっちにしても,「国があなたに何をしてくれるかより,あなたが国に何をすることができるかを考えようじゃないか」といった大統領がいたように思うんだけど,そーゆー考え方ってやっぱり大事じゃないかな〜っておもうわけやっぱり(←なんなんだ)


とかいいつつ,M1の女性が作ってるサイトを見てる場合じゃないな.


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