ヘレンの日記
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2006年07月17日(月) 北陸の旅 パート2

今日は岐阜県、白川郷編♪

言わずと知れた、茅葺屋根のお家。
きっと、自然に根ざした、昔の人たちの生きる工夫だったんだろうな。
住む人の話によると、家の中にいると、夏は涼しく、冬は暖かい。
理想的だよね!! 当然だけど雨が入ってくることは、ない。

屋根の傾斜を見る限り、冬に雪が降ったら、落ちていく、または屋根
水分を、吸収していくしくみになってるんじゃないかなと思う。
見た目が綺麗だけど、家を維持することって大変らしい。
家の修理(特に屋根)は、村の人たちと協力して、やっと成し遂げられる
一世一代の大仕事って、確か、昔の同僚が言ってた気がする。

正直、ビックリしたのは、合掌作りのお家のある場所は、観光地にも
なってるけど、皆さんのお家で生活の場所。
当然、近くに車も置いてあるし、洗濯物が干してある家もある。

世界遺産に登録されてるだけに、ずっとこのまま変わらないでいて
欲しい思いもある。けど・・・コストや利便性、機能を追求する現代。
もし私が、自分が住む家をこれから建てるんなら、昔ながらの家を
景観に超こだわって建てる余裕は正直ないと思う。

3連休だし、ここが世界遺産ということもあって、
カメラを持ってた〜くさんの人が訪れ、観光していた。
昔の日本は、地域の気候や時代に根ざした家を作ってきた。
縄文時代の高床式の家、夏は涼しく、冬には保温性のある校倉作り。
詳細は忘れちゃったけど武家作りや書院作り。

今でもそう。新潟県の豪雪地帯に行くと、屋根の傾斜がスゴイ。
雪が落ちやすいように考えられた屋根の形だと。
台風に襲われやすい南国は平屋だったり、屋根が比較的平たい。
そして岐阜は富山の一部は、茅葺の合掌作りだった。

日本って、本当に奥深い国だよね。
出かければ出かけるほど、魅力が見つかる。日本人でよかったなぁ。


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