たまに××したり。
INDEX|これまで。|それから。
いつものように始まるその嵐を、とっさに感知すると君たちは、息を潜め、何も見えない、聴こえない振りを決め込んで、子どもだけの世界に逃げ込んでいく。 何事もないかのように、じゃれあって、楽しげに、子どもだけの世界へ。
怯えているのだろう。 苛立っているのだろう。 その心中を察することは出来ても、あたしには嵐を止める術をもてない。
諦めと悔悟の果てに通り過ぎた嵐のあと、たったひとこと贈られたメールに、抑えていたはずの涙が溢れ出す。
「あたしはママのことだ〜いすき」
あと何度、嵐をやり過ごせば、君たちに穏やかな日々を提供することができるのだろう。 そんな日は来るのかな。
あたしのマイは非通知です。
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