たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2006年03月01日(水) 過去を知るのは何のためですか?

細胞は日々生まれ変わっているらしい。
昨日のあたしと今日のあたしは違うものらしい。
日々雑多な情報を処理するべく、キャパが少ないあたしの脳ミソは常に記憶というデータを消去しているらしい。

時折、過去の日記を読んでみると困惑する。
これを書いたのは誰なのだ?と。
何の主観も持たずに、目にしたその文章に、混濁する記憶に、単純に感情を動かされたりするのは、どうしてなんだろう。
1年前のあたし、2年前のあたし、今のあたし、変わっていないようで、微妙に変わっている、変わっているようで、まったく変わっていない、その過程を垣間見ることで、あたしはなにを確認しているのだろう。

今ならうまく伝えられる。
あのころの方がうまく伝えられる。
それは技術でも語彙でもなく。

過去も未来も本当は存在しないと言うのは、本当のことなのかもしれない。


いつからあなたはそこにいるのでしょう。
いつまであなたはそこにいるのでしょう。
捕まえることなど、決してできない幻のようなそれをどうやって手に入れようと言うのでしょう。

手にした瞬間に砕け散るようなそんな脆いものを。


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うらら |あばら家足跡恋文

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