先生に詳しい事情を聞こうと会いに行ったのだが。
「日頃からちょっとした仲間はずれみたいなことをされていて、それに対する不満がたまりにたまっての結果だと思います。ケガも跡は残らないでしょうし、先方のご家庭には連絡してないんですよ」
う〜ん・・・。
「あとは関係していた○○と●●と××とに事情を詳しく聞こうと思ってます」
今の小学校では、原則として子供たちのことは呼び捨てにしないことになっている。男子であっても君付けではなく、さん付けで呼ぶほどなのに、呼び捨てにされた。
他意はないのかもしれないけれど、うがった見方をすればそれは、いわゆるうちの息子含め、うちの息子にケガをさせた子は、仲間はずれにされていた、と言う経緯を踏んで「被害者」であり、原因はうっかり手がぶつかってその子の目に指を刺してしまったことで、仕返しに顔中、それも特に目の周りを執拗に引っかかれた息子は「加害者」であると言わんばかりであるように感じてしまう。
しかも始終あたしとは目を合わせず、そそくさとその場を立ち去るその態度に、不信感でいっぱいになった。
何でその場でもっと食い下がってこなかったのか、と話を聞いた友人は言うが、仲間はずれにしていた、と言う事実があるために、こちらとしては100%悪くない、とは言い切れない負い目もある。
事実、下校時に、その子が息子達を追いかけてくる姿を何度も見ている。ただ、息子が逃げるようにして家に駆け込むとしつこく呼び鈴を鳴らし、それでも相手にしないと、庭に入ってきて、外から窓を叩くなど、度が過ぎているのだ。
体も息子よりも大きく、男の子特有ではあるのだろうが、結構乱暴で、痛いことが嫌いな息子はちょっと苦手としていることも確かだ。
先方に謝ってほしい、とは思わないけれど、自分のこどもが人にケガをさせたことを知らされてないと言うのは、親としてどうなんだろう、と思うと、もう一度先生に会いに行くべきか、とも思ったのだが、息子自身が、もうその話題には触れてほしくないというので、行くをのやめた。
「結局その子とは仲直りできたの?」
「うん。もう大丈夫だよ」
今はイジメに敏感な世の中だから、大げさに捉えがちなのかもしれないけれど、子どもの世界はそんなに深刻ぶらなくても大丈夫なんだと思う。
ただ、ケガをさせてはいけないということをきちんと教えるために、相手の子のお母さんにはきちんと話した方がいいと思うんだけどなあ。。。
ちなみに、引っかき傷は思った以上に深くて、跡が残らないとは言い切れないんだけども。
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