たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2004年04月21日(水) 読書の愉しみ。

娘が「不思議の国のアリス」がどうしても読みたい、と言い、買いに行った。
本当は借りてきて読めよ、と言いたい所なのだが、本好きのあたしは手元に本を積むことの喜びを知っているだけに、買うことにしたのだ。
そう言った本と言うのはどこにでもありそうで、きちんとしたものはなかなか見つからないもの。結局2冊ばかり見つけ、本人が読みやすそうな方を選ぶことにした。
娘が選んでる間に、あたしも店内をうろうろとし、物色。
とにかく読みたいと思った本がつんであれば幸せであるあたしは、買ったまま読む時間がなかなか取れず、まさに積ん読、なのであるがゆえ、基本的にはブックオフなどで買ってくるのだが、たまには新しい本も読みたいよなあ、といろいろと手にとって、1冊選んで一緒に買うことにした。
前後して、ブックオフでも文庫を数冊買ってきたばかりなのだが、結局今あたしが読んでいるのは独身のころに買って結局読まずじまいだった文庫本だったりする。

本と言うのは不思議なタイミングで出会うものだとあたしは思う。
いつもなら気にも留めないような作家が、どうしても気になったり、ふと目に留まったタイトルがどうしても気になって読みたくなったり、まるで本に呼び寄せられるように出会う瞬間と言うのがあるように思う。
そしてそうやって出会った本と言うのは、必ず、そのときの自分にとって必要なこと、気付くべきことが書いてあるように思う。

よく、この本は絶対おもしろいから読んだ方がいい、と言う風に薦める人がいるが、本の楽しさは人それぞれ、自分で出会ったものでないと味わえないと思う。
その昔、母に、とても感動したから、と薦められた本があるがざっと目を通したが、どうにも興味が持てず、結局読んでいない。

だけどこの年になって思うのは、やっぱり若いうちに読むべきものって言うのはあるみたい、と言うこと。
いまさら太宰だ、芥川だ、と言う風なものは読めないし、そう言う風に読むべき時期って言うのを逃すと一生その本とは縁がない気がする。
そのことが少し、もったいなかったかな、とちょっと後悔している。


↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


INDEXこれまで。それから。

うらら |あばら家足跡恋文

My追加