たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年11月01日(土) 痛いところ。

必死で作った売り場をたったひとこと、
「汚い」
と吐き捨てられるように言い残された。

そんなことはあたしが一番よく分かっている。
きちんとしたスペースが取れていない現状で、今年扱う全てのアイテムを展開するのはどう考えたって無理がある。
それでも、一番最初だからこそ、全ての色を展開したい、全てのアイテムを展開したい、と思い、出せるスペースの全てを使って展開した。
マネージャーにも確認してもらったものの、やはりマネージャーとて満足していないのは分かっていた。
それでも、現在の状態でできる限りの状態であるのを理解してくれてか、マネージャーからは何も言われなかった。

そこへ、売り場を巡回していた店長がやってきて、マネージャーにひとこと、

「ランドセルコーナー見てきたけどさ、汚いね。もっと色のグラデーションとか考えてきれいに展開できないもんかね」

と、短時間で仕上げた、その労力に関しては何もねぎらうことなく吐き捨てるように言い残していったのだ。
あたしはそのとき電話応対をしていて、直接聞いていたわけではなかったのだが、売り場つくりに関してはあたしが担当しているのも知っているはずだ。たまたまあたしがそばにいるのも知っていて、そんな風に言うのもいやな感じだった。

マネージャーは、と言えば、それに関して返事もせず、店長が行ってしまったあとにもひとこともあたしに対して、

「売り場汚いからなんとかして」

というようなこともなく、そのことがかえってあたしには申し訳なかった。

家に帰ってから、

「言っても仕方のないことだし、あたしがこう言う話をするのはいやみたいだからしちゃいけないんだろうけど悔しすぎる!」

とことの成り行きをぶちまけたら、夫が、

「自信がないから悔しいんだろ?きっちりやって自分が間違ってないんなら気にすることないじゃん」

そのひとことがまさに痛いところに突き刺さり、それまでブツブツふくれて文句を言っていただけだったあたしは突然わあわあ声をあげて泣き始めた。

そうなんだよ。
自分ができていないことを指摘されたから、それで自分の情けなさを棚に上げて店長への怒りに変えてしまったんだ。
悔しいよー・・・自分の実力のなさが情けないよ・・・。

ひとしきり泣いて、テレビを見たり、友達とメールで他愛ない話をしたりしているうちに、段々と気分が落ち着いてきた。
言われて悔しい思いをするなら、言われないようにすればいい。
いつか文句のひとつも言えないような売り場を作り数字をあげて、見返してやる。
少なくとも努力と結果を認め、見守ってくれる人たちがいる限り、あたしはがんばりたい。

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うらら |あばら家足跡恋文

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