先日めでたく18歳の誕生日を迎えたKトー君。待ちに待った、という感じで、早速教習所通いをはじめた。
教習所かあ・・・懐かしいなあ・・・と昔の指導マニュアルなんて言うものを引っ張り出してくる。
ちなみにあたしの過去を知らない方のためにちょっと補足すると、あたしその昔、教習所で指導員やってました。
だいたい動機が不順ですよね。自分が通っていた教習所の教官に恋をしたから、っていうのがきっかけって言うのは。
だって。ものすごくかっこよかったんだもん。
受付のオバチャンも
「Y教官次の時間あいてるわよ」
とか言って、あたしの教習につけてくれたりしたもんだから、やたら乗る機会が多くて、楽しくて仕方なかったのよ。おかげで退屈な教習も苦手な教習もがんばることができました。
まあ、それも彼が結婚してると知って終わってしまった恋なんですが。
教習所の仕事って言うのはただ乗ってりゃあいい、っていうイメージがあるけど、なかなかどうして、サービス業的要素もかねており、リップサービスは必須、いかに教習生をその気にさせるか、っていうのがポイント。相手は早くハンコが欲しい、であるとか、早く卒業したい、とか、そう言う目的意識のためにきているし、うまく合わせないと先に進めない、と言う意識もあるものだから、あとはやる気と自信を倍増させるべくヨイショしてみたり、と言った操作の技術よりはメンタル面での指導に重点がおかれています。
要は接客なんです。運転技術うんぬんももちろんだけど、いかにして同乗中の1時間を有意義なものにできるかって言うのは接客技術以外の何ものでもないと。
ふと読み返したマニュアルを見て、ああ、今でも生かせるかも、と改めて経験はどんなときにも生きるのだな、と思いました。
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