たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年08月10日(日) 親不孝モノ。

今週は夫がお盆休みだ。
9日間だか休むって言うので、子ども達を安心してお任せし、仕事に行ける。
とは言え、違う心配も。
何せ、夫は食う。
我が家のエンゲル係数を一気に上げているのはヤツ以外の何ものでもなく。




なんか、休みの間に一気に食費が跳ね上がってるような気がするんですけど。




まあ、そんなこんなで、久しぶりに同じ市内にあるあたしの実家に行くことになった。(食費を浮かすためと言うのが激しく理由の一つになるのは言わずもがな)
同じ市内、それもクルマで20分ほどでいくことができる距離にいると言うのに、あたしが働き始めてからと言うもの、年に数回しか行かなくなってしまった。
行けないからと言って、マメに電話をするわけでもなく、便りのないのは元気な証拠、と言い聞かせて日々過ごしている。
仕事のせいもあるのだが、実はあたし自信が実家が苦手だから、と言う理由からも敷居が高くなってしまっているのだ。
偏屈な父親はもとより、心配性の母は会うたびにいろいろと心配をする。
実は夫が転職を繰り返していることは全くナイショにしている。
結婚当初、勤めていた会社はそれなりに大手の食品会社の関連企業で、そこそこ安定していたことから、おばば含め、親達は安心していたのだが、夫の大きな勘違いから転職をしたことにより、転々と職を変えることになる。
最悪だったのは息子を妊娠中に半年間も失業していたこと。
心細くて何度も母に頼ろうかと思ったが、病弱な母に心配をかけるのも、と思い、ついにはナイショにしたまま、現在にいたる。
そんな経緯もあるので、現在あたしが働かざるをえない状況と言うのは母には理解できがたい状況であり、口を開けば、

「何でそんなにお金がないのかわからない」

と言われ、説明のしようがないあたしはついついきつい口調で

「ほっといてよ」

と言い放ち、母はそのたびに機嫌を損ね、険悪なムードになってしまうのだ。

自然電話をかける回数も減り、訪ねていく回数も減り、なんとも後ろめたい気分で日々を過ごしているものだから、たまに訪ねていくとこれまたなんだか居心地が悪い。

開口一番、

「おまえ白髪が増えたね」

母に言われる。
そう言う母だって、腰がずいぶん曲がってきた。
しばらく見ない間に、ずいぶんと年老いてしまった。
それはそうだ、母は今年75になったのだ。極端な話、いつ死んだっておかしくない年齢なのだ。

ずいぶんと耳も遠くなり、動きも緩慢になり、本当におばあちゃん、といった感じになってしまった母を見て、何一つ親孝行できていない自分が情けなくなった。

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うらら |あばら家足跡恋文

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