たまに××したり。
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2003年07月03日(木) 母子関係と父子関係。

夫はとても子煩悩な人だ。
子どもがぐずってもたいてい器用にご機嫌をとってしまう。
寝ぐずりのときもいとも簡単に寝かしつけてしまう。
あたしは、と言えば、子どもは嫌い、と常々言っているが、正確に言えば子どもが苦手なのであって、母になって10年目にしてようやく10歳児までの扱いはそれなりにできるようになってきた。
夜泣きのひどい娘を思わず布団の上に落としたり、何度言っても分からない2歳児に思い切り平手打ち食らわせたり、ほんと、ひどい母親でしたわ。
今思い出してもぞっとするし、時折、娘がポツリと
「あの時のママすごく怖かったよ」
などと言おうものなら胸をナイフでえぐられるような痛みに襲われる。
できたら触れないで欲しい、でも、自分がやってしまったことのせめてもの償いになるのなら、と、甘んじて受け止める。

そう言った過去を持つあたしでも、病気で弱っている子どもを目の前にすると片隅に置き忘れてきた母性本能で出来る限りのことはする。
ここ数日、息子の熱は一向に下がらず、仕事は休めないにしても家にいる間はそれこそつきっきり状態でトイレも食事もお風呂もおちおちゆっくりとできないほどの密着具合で、いい加減、かわいい我が子であってもうんざりしてくる。
昼間は何とか浅い眠りではあったけど、昼寝をすることができ、少しは疲れが取れたかな、と思ったものの、やはり、起きたら熱が上がっている息子を延々と抱きつづけ、まさに軟禁状態。

そんなときに夫から帰りが遅くなる、と連絡があった。
べったりと貼り付く息子に辟易し、解熱剤を飲ませ、クスリが効いている間にお風呂に入ろうという計画も娘がぐずぐずしてるもんだから、これまた薬が切れ始め、失敗に終わり、ぐずる息子を娘に預け、大急ぎで入浴することになる。
急いで身支度を整え、布団に連れて行き、テレビでも見ながら寝かしつけようかと思っていたら、
「テレビがうるさくてイヤ」
と言われ、不機嫌に拍車がかかる。
待てども待てども帰らない夫。
高熱でうなされ、のどが渇いた、トイレに行きたい、と何度も起こされ、フラフラになり、うとうととしている所に再びのどが渇いた、と訴える息子。
そんなときに夫が帰宅した。深夜だ。
フラフラになりながら台所に向かい、飲み物を取ろうとしたら、コップに注いでくれ、
「俺がやるから寝ていいよ」
と言ってくれたのはよかったが、その前に。
















子どもが高熱で苦しんでると言うのに、飲んで深夜に帰宅するとはなにごとですか?











本人一応反省しているようですが、あたし的には虫の居所が今だ悪い。
いくら子煩悩でも父親って言うのは所詮その程度のもんなのかもしれないね。

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