たまに××したり。
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2003年06月19日(木) リアルタイムで伝えましょうか?

日記って言うのはそもそも個人的な出来事なり想いなりを綴るものであって、ものすごく私的なものであると言う性質上、仕方ないのだが、どうしても、個人的に関わる人に付いて触れることが多くなる。
だからと言って、赤裸々に個人情報を垂れ流してよいのか、と言えば、そんなことは決してなく、結構本音で事実を述べている、とは言え、そこはオブラートに包んだ物言いになっていることも多々ある。

サイト作ったときに一番やりたくないと思っていたのは実は日記書きである。
個人の日記なんて何がおもしろいんだよ、っていうような日記ばかり目に付いていたからなのかもしれないが、あたしは絶対にそう言うのはやめよう、と心に誓っていたくらいだ。
それが。
いろいろお友達が増え、いろいろな日記を読ませていただき、段々と意識が変わってきた。
で、現在にいたるわけですが。

最初の頃は日記、と言うよりは意見交流、みたいな意識が強く、って言っても大したことは書いてませんが、あたしはこう思うんだけど、どうかな?みたいな感じが多かったように思う。
掲示板が3つもついていた頃だ。レスするだけで小1時間かかってましたっけ。今とは違ってかなりフレンドリーなあたしがそこにはいて。

でも段々と、そんなえらそうな自分がいやになってきて、しかもどうも日記の中のあたしが一人歩きを始めてきたのに追いついていけなくなりつつあって、辛くなり、本当に思ったこと、自分が感じたことを吐き出す場、としての日記に変わっていった。
そして、段々とうららとあたしは同じであって違う、と言うことに当初感じた違和感も、書くことによって、そこにより客観的な視点をもって自分を捉えるいいきっかけになるのでは、と思えるようになってきた。

あたしの日記の中に登場するある人が、こっそり日記を読んでいて、
「他人から見た自分を知ることでもうひとりの自分を知ることができるので読んでためになる」
と言うようなことを言ってくれたのですが、文字にすることで形作られる人物像が必ずしも現実を伝えていることにはならず、多面的なその人の人となりのほんの一部分をあたしから見て、あたしのもてる語彙で現したものでしかなく、それを受け手である読者の方々がおのおの想像し、あたしが見ているものではない、全く別の人物像を形作っていく。
そのことがある意味、おもしろいとも思うし、怖いとも思う今日この頃です。

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うらら |あばら家足跡恋文

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