いわゆる外孫で1年に1回会えばいいほうだった祖母とは、当然のごとく、そんなに思い出はない。
いつも穏やかにニコニコ笑っているが、時折厳しかったことくらいがあたしの中の祖母の記憶だ。
そう言った意味で、我が子たちはおばあちゃんと生まれたときからずーっと一緒に暮らしているのだから、生活の一部であるのはいうまでもなく。
娘はまだしも、5歳の息子まで時折大人顔負けのセリフを吐くのは、やはりおばあちゃん子であるからなのではないだろうか。
だいたい、見るテレビからして子どもらしくない。
昼はみのもんたに始まり、夜は火曜サスペンスなんぞを見ている。渡る世間やらニュースなんて見ちゃったりして、娘に至ってはあたしより世の中に詳しい。
某Kトー君。
彼もおばあちゃんと暮らしている。
飲みすぎてへばってるあたしに、
「胃にはキャベツ!飲む前にキャベツを食え!」
というアドバイスを頂いたあたりから、どうもなー・・・と思っていたのだが、最近、よく見るテレビの話になって、
「昼といったらみのもんた。これに決まりでしょう。いつもおばあちゃんと一緒に、2番!とか言って見てますよ」
マジで?
「思いっきり生電話、なんて、生々しいですよねー?」
ってあたしは見てないって言うの。
「あれ?おかしいですか?俺、なんかずれてます?17歳のぴちぴちの高校生なんですけど」
イヤ、だから、
17歳でぴちぴちなら、みのもんたは見てないと思う。
ってことはだ。
10年後、我が子たちもそんな感じに?
・・・母として、ビミョー。
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