たまに××したり。
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うちの売り場にいるバイトのI君のお父さんは、現在行方不明、らしい。 ちょっとしたトラブルがあって、去年の夏ごろ家を出て、それっきり、連絡がないらしい。 4月から専門学校に入学する予定だったのだが、入学金の支払期限までにお金が用意できないとかで入学を断念することになるかもしれないらしい。
「結婚する時は一生懸命に働く人がいいですよ。相手のことはよく見た方がいいし」 いや、もうあたしに言われてもそれはそれで遅きに逸してるような。。。
同じくバイトのNちゃんは小学生のときに両親が離婚して、おばあちゃんのうちに預けられたり、お父さんと暮らしたり、今はお母さんと暮らしたり、といろいろと大変らしい。 「離婚する頃なんて、いつもケンカしてましたよ。うららさんもケンカします?どんなことでケンカするんですか?」 そう聞かれ、深刻な話にするのもなんだな、と思い、 「そーだなー・・・例えばあたしのドーナツ食べた、とか、そう言うことが原因だったり。人から聞いたら下らんことが原因で始まるんだよね。そのうち家事を手伝うとか手伝わないとかそう言うことでケンカになる」 と答えた。 「ドーナツって。。。小学生みたいな。。。」 彼女は笑った。
そ。そんな些細なことが積み重なって、お互いの気持ちにずれが生じていって、そのことが離婚の原因になることもあるんだよ。 とは言えなかったけどね。(まあドーナツって言うのはあまりにくだらなすぎるけども)
前から聞いてみたかったことがあった。 両親が離婚するとかしないとかって言う話になって、よく言われるのが、「子どものために離婚しない」って言う言葉。 それって言うのは実際どうなのかな?って聞いてみた。
「うーん、、、あんまりよくないでしょうね。ケンカばっかするのに一緒にいても。それにある程度子どもが大きくなれば、そんな相手なら離婚すれば、って子どものほうが言うんじゃないかな?」 なるほど。子どもだって成長すれば、親の事情もわかってくるもんね。
と言う話を家に帰ってして、 「ま、子どもに見切られないようにしないとね」 と夫に言った。 「なんだよ、その言い草は」 「子どもにそんな風に言われないように、大事にしろってことよ」 「大事にしてるじゃんよ。ねえ、あーちゃん」 と娘に援護を頼む夫。 それを聞いた娘は、 「ま、パパはパパなりにママのこと大事にしてるんじゃないの?言葉が話せない人が一生懸命やっても話せないのと一緒で、パパはパパのやり方で一生懸命やってるんだと思いますよ」
これにはあたしも夫も大笑いしたが、たぶん、娘の言うことがあってるんだと思う。 その人にとっての精一杯が、相手にとって充分に思えなくても、それを補って余りある何か、があるのなら、離婚には至らないのだろう。
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