たまに××したり。
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2002年06月20日(木) 血を見る。

本日は週末に向け、セール準備をしました。売り場をちょこちょこと換え、すでに、発注がきかなくなってきている、子どものサンダルのあたりの陳列が、どうにも納得行かず、あーでもない、こーでもない、と、頭の中で配置を考え考え、うーん、、、と、うなりつつ売り場に立っていると、いたるところから声をかけられる。
「この靴のこのサイズはありますか?」
とか、
「これは何センチまでですか?」
とか、いろいろ聞かれているうちに、なんだか余計にこんがらがって、脳みそ硬直。しまいには売り場の中を走り回る女子中学生まで現れて、集中力かき乱されることばかり。それでも、やっとのことで、いい感じに浮かびつつあったところで、いきなり大きな物音が。かなり大きなものがぶつかったような音で、売り場内の視線がいっせいにそちらに向く。
「きゃーははは!なーにやってるのよお!」
「やだあ、しんじらんなあい」
見ると先ほどの女子中学生。一人が座り込んでいて、他の二人が笑って見ている。
座り込んでる子もげらげら笑いながら、
「やだあ!はずかしいー!」
とか言ってるのだが、どうやら、走り回ってる最中に激しくこけたらしい。
「大丈夫ですか?」
と、一応声をかけるが、本人達げらげら笑うばかりで、ケガもしていないようだ。
「早く立ちなよー」
と友達に促され、立ち上がったその子に、
「おケガはないですか?」
と聞くと、
「ああ、ちょっと、いや、大丈夫だと思います」
そう言う彼女の腕からは血が。
「やだ、ちょっと血が出てるよ!」
友達が大騒ぎ。
「え?ああ、大丈夫・・・」
といった彼女が腕を上げると、肩口から相当出血しているではないか。
「いや、大丈夫じゃないですよ。手当てしないと」
と、見る見る間に血が出てきて、本人もびっくりしている。よくよく周りを見れば、転んだ拍子にぶつかったらしく、売り場にあるガラスが割れている。どうやらそのガラスが肩口に刺さったようだ。
「とにかく、事務所のほうへ」
と急いで連れて行く。
事務所に向かう間にも、血はどんどんと流れて、制服のブラウスが血に染まっていく。事務所に連れて行き、傷の様子を見ようと、ブラウスをめくると、思った以上に傷が深く、ぱっくりと傷が開いており、そこから血がどんどん流れている。傷を見たあたしも、あまりのことでうろたえてしまったが、本人も思っても見なかったケガのひどさに、かなり動揺したようで、顔面蒼白になり、それまで
「これから習い事があるんです」
とか、
「ピアノのレッスンなんです」
とか、言っていたのが、
「どうしよう、もうすぐ発表会なのに」
と、涙ぐんでいる。
その後、傷口をタオルで押さえ、救急車を呼び、病院に向かったけれど、見てしまった傷の生々しさと、手当ての際に手に付いた血で、気分が悪くなり、手を洗い、何とか売り場に戻ると、売り場では割れたガラスの後片付けの最中だった。
常々、小さな子どもが走り回ることが多く、ガラスが多い売り場内で事故があったら大変だ、と思っていたけれど、まさかこんなことが起きるとは思わなかった。

にしても、あたし、結構トラブル系に見舞われるんです。
売り場内での家族喧嘩、とか、ブランドバッグ狙いの怪しいお客、とか、突然倒れる人、とか、子どもが通路で吐く、とか、鼻血出す、とか、思い出しただけでもこれだけあるくらいです。オープンからいても、何にもそう言うのに遭遇しない人もいるのに。これは一体。。。

で、肝心の売り場換え、何とか時間内に少しは手をつけることが出来ました。
納得いかんけどナ(涙)

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