たまに××したり。
INDEX|これまで。|それから。
記憶と言うのが五感から成り立っている、と言うあたりまえのことを、 ふと見た夢から思う。 目で見たもの、手で触れたもの、漂っていた匂い、耳にした音、口にしたもの、 そういったものが統合されて、ひとつの形になっているのが記憶、 そして、その断片からなるのが夢。
目覚めた瞬間に、何よりも強くおぼえているのは全体の流れよりも、 ディテールだったり。 そのディテールに、消えかかっていたはずの記憶が強烈によみがえり、 夢の内容云々よりも、そのことで、しばしうろたえる。
そう言った時って言うのは、必ず、そのときに感じた感覚が急激によみがえってきて、それが夢なのか、現実なのか、わからなくなる。
ましてそれが、夢の中で、激しく感情を伴ったものであればあるほど、 今ここにいる自分と、夢の中の自分との境界線が曖昧になって、 感情をもてあましてしまう。 行き場を失った感情は、昇華されることなく、覚醒するにつれ再び内部に封じ込められていき、後に残るのは、言いようのない中途半端な思いだったりします。
こういうのも悪夢、になるんでしょうかね。
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