日々の状況。
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2004年06月06日(日) 向き合えるだけの大切なモノ。

 午後から3名の3年生と同じ美術部員の2年生の5人で美術教員の先生と共に美術系の大学の説明会に行った。京都・大阪近辺の5つの大学・短大が合同で開いているもので、私は同じ2年の子と一緒に3つの大学の説明を聞いて資料をもらった。
 何だか、少し現実とか将来とか、そういう物が近くにあるんだって事に触れた気がした。自分って何がしたいんだろう。改めて考えると案外解らないものだね。
 だって、説明してくれるスタッフの人に「美術系?それともデザイン系行きたいの?」って聞かれても、曖昧な事しか言えなくて、今一どっちかとか解らないもの。
 帰る前に、去年の美術コンクールの帰りに連れて行ってもらった事のあるギャラリーに再び連れて行ってもらった。
 やっぱり中では石の作品の展示をしているけれど、作品が前とは違ってた。でも、やっぱりどれも素敵だった。一つ一つ、色んな角度から見ていった。同じ石を使った作品がいくつか並んでいても、加工とか、表現の仕方でまったく違う表情をして見えた。石の塊をあんな素敵なモノにする事が出来るなんて本当にすごいと思う。
 展示してある作品を作った人たちが居たから少し話をしたのだけれど、私が「こういうのを作る作業って力がいるんだろうな」って言ってたら、「力任せにやる奴はそんなにすごくなんてない、本当に巧い奴は少ない力で綺麗に同じだけの事をやるんだ。」って返してくれた。
 きっと、この人たちは本当に石が好きで、それとうまく向き合う方法を知っているんだ、なんて思って感動した。
 私も、そうやって向き合って、自分を高めていけるような“何か”を見つけられるようになりたい。
 夢見がちな事かも知れないけど、そう思う。


伍龍 |MAILHomePage

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