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2005年05月23日(月) 手抜き

不快な口臭の主成分である「硫化水素」に発がん性があることを、日本歯科大歯学部の八重垣健教授(衛生学)らが突き止めた。

 すぐに口腔(こうくう)がんに結びつくほど毒性は高くないが、たばこなどに含まれる発がん物質と一緒になると、危険性が高まる恐れがあるという。

 硫化水素はゆで卵の腐ったようなにおいを持つ物質。口内細菌などの働きにより、主に舌の後方の舌苔(ぜったい)で老廃物や食べかすが分解され、生じる。

 八重垣教授らが、強い口臭に相当する濃度の硫化水素を歯肉細胞に与えたところ、SODと呼ばれる酵素の働きが半分に弱まった。SODには、発がんにかかわるとされる活性酸素を取り除く働きがある。

 別の実験で、がんの引き金となるDNAの損傷が、硫化水素によって引き起こされることも確認した。

 八重垣教授は「硫化水素は歯周病の原因にもなる。口の中を清潔に保ち、歯科で定期的に検診を受けることが大事」と話している。

(2005年5月19日14時47分 読売新聞)


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