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2005年01月17日(月) ■ |
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くらやみ |
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こういう日がときどきある。
電話がしたいと思う。 今深夜1時半で、そんなことわかってるけど、電話したいと思う。
理由なんてない。 でも会いたいという。でも別に本当に会えないことはわかってる。
でも会いたいと言わせて欲しいと思う。
留学してる時もそうだった。 夜、深夜に突然電話したくなった。
でも国際電話で、部屋からはできなくて、 できてもすごい高くて、電話のカードがあっという間になくなって、 私の会いたいって言葉は、部屋の中でむなしく響くだけだった。 向こうが料金顧みず掛け直してくれた時はうれしかった。
でもそれもだんだんなくなって、会いたいって言葉の矛先がなくなった。 送りっぱなしのメールや手紙が届くだけになった。 それがもうだめの合図だった。
私は勝手なので90%くらいは電話なんてなくてもいいと思ってる。 せいぜいメールで十分。ときどきメールすら返さない時もある。 むしろ手紙の方が好きだと思う。好きなときに書いて、出して、読んで。
でも、時々訪れる今日のような日。 こんな日は、想いの駆け引きとか、相手の気持ちとかどうでもよくなって、 ただ電話する。
昼間何時間一緒にいれても、きっと今日この瞬間に応えてくれることにはかなわない。
でも、世の中はそんなに甘くない。
昔は、電話して朝日が昇るまで話しててもきっとよかった。 相手もそんな人だった。
それは昔。今じゃない。
そんな思い出をずっと抱えて、今日も昔を思い出しているような私には、 やっぱりまだ人を愛する資格はないのかもしれない。
恋は訪れても、愛は訪れない。 自信はない。
深夜2時、会いたいを受けとめてくれる場所はくらやみで見えない。
文字じゃなくて、言葉で伝えたい。 生きてること、同じ時間の中にいることを感じたい。
送りっぱなしのメールや手紙が必ず届くとは限らないから。
わがままでごめんなさい。 こんな私、好きになる価値はないと思うよ。
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