土曜日に奥多摩へ行ってきました。 田舎はいいね。 私は田舎へ行くと切なくなります。 デジャヴの嵐。 だから、とても複雑で痛くて、でも心地よくて。 好きです。結局のところ。 家や、森や、山や、湖や、そこに住む人や。 そこに原点のようなものを感じます。 人のあるべき姿のような。 ああ、ずっといられたら。 でも、寂しすぎる。 だから夜になる前は都会へ戻らなきゃ。
明日から3月。 明日から仕事。 くだらない人間に囲まれて、くだらない物を見て、 私は自らくだらない物を生み出す。 私に才能なんてない。 ああ、右を見ても左を見ても醜悪な景色と人間だらけだ。 そして鏡に映る自分の姿さえも。 世界は、いや、日本はもう少し美しくてもよくないか? 無意味なもの、汚いもの、センスの欠片もないものが 多すぎて、私の生み出すものすら妥協がでてくる。 いいものだけを見るなんて事は無理だ。 でも、このままだと目が、センスが、腐りそうだよ。 なんて事を書くと、テメーはどれだけのセンスをもってんだよ。 とかって言われそうだが。 少し上からでないと、どんどん下に落ちそうな気がするんだよ。 創造者なんて、自意識過剰くらいでいいのさ。 他人の言葉に惑わされて自分の世界が壊れてしまうくらいなら。 でも、私には自身が無い。 だからなにを創造してても思うのさ。 ああ、所詮凡人にすぎないのかって。 私に才能がなければただのおかしい人になってしまう。 異常者。 でも一つ成功すればそれは芸術家になれんのよ。
|