日々雑感
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2003年01月19日(日) 『ディナモ・フットボール』

一日部屋の中で過ごす。

『ディナモ・フットボール』宇都宮徹壱(みすず書房)を読む。ロシア、東欧といった旧共産圏の国には、「ディナモ」という名のつくサッカークラブが多い。「ディナモ・モスクワ」「ディナモ・ザグレブ」「ディナモ・トビリシ」「ディナモ・キエフ」等々。写真家でもある著者が、社会主義体制崩壊後のそうしたクラブの道行きを辿ってゆく。社会にせよ、個人にせよ、どうしようもない状況にあってサッカーが救いとなることもある。武器となることもある。その根付き方、分かち難さをまざまざと見せられるような一冊。

夜、雨が降る。冬なのに冷たくない雨。


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