日々雑感
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元旦は朝から雪。ゆっくりと、静かに降ってくる雪である。これはきっと積もる。
年賀状をポストに出しがてら外へ。自分がつけた足跡も、あとからあとから落ちてくる雪に、あっという間に消えてゆく。常にまっさらな雪景色。海沿いの道、雪の向こうには橋だけ霞んで浮かんでいる。
真っ白な野良猫とすれ違う。うさぎのように、冬だからといって毛の色が変わったわけではあるまいが、あまりに見事な保護色。のっそりと歩いて、まるで小型の白熊だ。こちらをちらりと眺め、小さな足跡を残して行ってしまった。その足跡もまた、すぐ消える。
夜、お雑煮。もちはふたつ。
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