読売新聞日曜版に連載されていた「赤土色のスペイン」が最終回。スペイン在住の画家である堀越千秋氏が書き、描くスペインを毎週楽しみにしていただけに終わってしまうのは寂しい。都会の裏通り、小さな村、とぼとぼと歩くヒターノ、光の強さの分だけ濃く落ちる影に向けられた眼差し。自身、フラメンコのカンテの名手であるという堀越氏の語り口が好きだった。赤土色のスペイン/堀越千秋夜、銭湯で柚子湯。湯気まで柚子の香りがする。帰りがけ、番台にて柚子湯の日に恒例のヤクルトをもらう。いつもは1本なのに今年はなぜか2本。風呂上がりの夜道で飲むヤクルトは冷たくて美味しい。