日々雑感
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2002年09月04日(水) 紹介者を得る

「ハンニバルに惚れた」という友人の言葉を聞いてからというもの、ずっと気になっていた『ローマ人の物語』(塩野七生)を文庫で読み始める。面白くて止まらない。『ローマは一日にして成らず』を読み終えたところで、塩野さんの他のエッセイなどにも寄り道しつつ、ハンニバルの登場に備えている。

この塩野七生といい、須賀敦子といい、イタリアと日本女性は相性がいいのだろうかと、ふと考える。また、真摯に向き合い、ひだの奥にまで入り込むような紹介者を得るというのは、ある国や街にとって幸せなことだとも思う。翻って、日本の場合はどうか。

夜、今年はじめての「秋味」を飲む。一連の秋ビールの中ではいちばん好きだ。残暑はきついけれども、気分だけ先に秋となる。


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