日々雑感
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親戚が交通事故に遭う。前の晩、バイパスで死亡者も出た大きな事故があったと聞き、家族も友人もよく使う道路なので他人事とは思えずぞっとしていたのだ。それが一夜明けて早朝に電話。事故にあった車に乗っていたのは親戚の一家だったという。血の気が引く。
幸い命に別状はなかったのだが、安心したと言い切れない。亡くなった向こうの家族はどんな思いでいるだろう。ざわざわしている。事故のニュースなど毎日のように耳にしていながら、自分と関わりが生じてはじめて、それがいつ、誰の身に起きてもおかしくないことだと気づくのだ。
事故や、事件や、天災や、病気や、いろんな姿をして「それ」は突然やってくる。家族や友人や、大事な人のところへやってくる(もちろん自分のところへも)。そうしたものの前で、いったいどうすればよいというのだろう。
母親が、離れて暮らす弟に「運転にはくれぐれも気をつけるように」と電話している。とりあえずは、思いを伝えるところから始めるのだ。
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