日々雑感
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帰省。早朝の東京駅はすでに蒸し暑い。
終点に着いた頃はちょうど大雨。さらに在来線に乗り換えて実家のある町へ向かうが、途中で雨が上がり晴れてきた。窓の外に目をやると、ずっと遠くまで見える。緑色の水田に、真っ白なサギが一羽だけすっくと立っている。
この涼しさはどうだろう。それでも皆「蒸し暑い」とこぼしているが、これで蒸し暑いというなら、東京に来たら倒れてしまうに違いない。テレビのニュースに映る「今年いちばんの暑さ」という東京の映像。自分も今朝まではあそこにいたのだ。
夜、車で精米へ行く。精米所までの道には建物も街灯もなく、夜の闇の中、遠くに青や赤や緑の光が手持ち花火のようにまたたいている。あれは何の灯りだろう。虫の声。馴染み深い空気の匂い。帰ってきたなあと思う。
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