日々雑感
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2002年07月27日(土) これが「私」

暑い。本が読めない。掃除もできない。気がつくと手を止めてぼうっとしている。

たまらず冷房のよくきいた近所の喫茶店に避難する。同じような考えの人が多いのか、店内は満員。アイスコーヒーを飲みながら窓の外を眺めていると、浴衣姿の人が何人も駅へ向かって歩いて行く。今日は隅田川の花火大会か。紺と白の浴衣が涼しげできれいだ。

店内には80年代の洋楽がずっと流れている。B.スプリングスティーン、TOTO、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、フィル・コリンズ、あとなぜか「フラッシュ・ダンス」や「ネバー・エンディング・ストーリー」まで。なつかしくて思わず聞き入ってしまう。「ベストヒット・USA」など熱心に観ていた頃。夏、冷房もない電車で汗をかきながら高校まで通った。校舎までの長い坂道を自転車を押してのぼった。向こうの空には大きな入道雲があった。

今、その頃よく聞いていた曲を耳にして「なつかしい」と感じる自分がいる。音楽といっしょに、いろんな場面が仕舞いこまれている。今まで見てきたもの、耳にしてきたもの、それは一人一人違って、他の誰にも代われない。いろんな記憶を底に沈ませて今ここにいる、これが「私」だ。

夜、右腕に、白い細長い毛が一本だけ伸びているのを発見。これが「この毛が抜けるときに願い事がかなう」という噂の「福毛」か。ちょっと嬉しい。ひょろりとして頼りないけど、大事にしよう。


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