日々雑感
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午後、池袋のスタジオで練習。楽器を持った面々と別れて、その後、今度は新宿で送別会。友人がひとり、6月からドイツへ留学するのだ。駅の改札で待ち合わせだったのだが、土曜夕方の新宿駅は大混雑。その中を、藍染の服と帽子、背中に大きなリュックという姿の怪しいおじさんがやってくると思ったら先生だった。
集まったのは総勢11名。先生の山仲間がやっているというお店に行く。店内には小樽の北一硝子のランプがたくさんぶらさがっていて、どれもよく使いこまれている様子。常連らしい人々がやってきては、カウンター席に座り、マスターと山の話などしていく。新宿の片隅、隠れ家のようなお店だ。
今年の阪神の話から留学の話まで。「誰でも、いちばんはじめに長く滞在した街をいちばん好きになる」と先生は言う。いろんな人が、自分にとっての特別な街を心に持っている。世界のどこかに大好きな街があって、今このときも確かに存在していると想像するのはいいものだなと思う。
あっという間に時間が過ぎる。お開きのあと、よい気分でつい2次会へ。久々に飲みすぎる。山手線には乗れたが、乗り換えの終電はすでに出たあと。仕方なく歩いて帰るが、緑の匂いがする夜道を歩くのもまたよし。
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