天国じゃなくても 楽園じゃなくても - 2004年11月14日(日) 合唱の、練習の帰り。 ちょっと遠いバス停を降りて、夜の寒くて暗い道。 歩いて部屋へ帰るとき、ふと考えました。 今ここで、車に轢かれるかもしれない。 今ここに、通り魔が現れて刺されるかもしれない。 私は、アパートにすら帰れないかもしれない。 万一帰れたとしても、夕ご飯のうどんをつくるとき、 うどんを茹でる熱湯を誤ってかぶって全身やけどを負うかもしれない。 お風呂に入るとき、床で滑って頭を強打するかもしれない。 寝ているとき、睡眠時無呼吸に陥るかもしれない。 心筋梗塞になるかもしれない。 泥棒に入られるかもしれない。 私がまた朝日を浴びられる保証なんて、どこにもない。 私が生きていることは、何よりの奇跡だ。 あなたが生きているってことは、なんて素晴らしいことだろう。 本当、生かされてるんよね、うちらって。 何かうちらにはどうしようもでっきんとこで、生かされとるんよ。 うちらがそうやって生かされとる意味とか、 その、うちらを生かしてくれとる何かにとって、 うちらが傑作品なんか失敗作なんか、とか、そんなんは分からんけど、 気まぐれでも何でも、とりあえずその何かはうちらを生かしとるって訳で。 結局のところよぅ分からんけどさ、 うちらはうちらでそんでいいってことなんかなって。 そんなことを、思ったんです(笑) -
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