杭州のスーパーなどで売られている食べ物や日用品で、 たまに日本語を目にすることがあります。
たとえばこんな物が。
日本語の「〜の」が、中国語でいうところの「〜的」に相当するところから容易に日本語感が醸し出せると考えていると見え、この「○○の□□」パターンは町のあちこちで見ることができます。 しかし、日本語と中国語はやはり異なった言語であるため、この「の」使用により、たまに日本人の我々の想像を超えた刺激的な接続が行われていることがあり、見るたび新鮮な思いがします。その手があったか!みたいな。 「鮮の毎日」もちょっとしたものですが、「質量の等級ごぅかく品」とか書いてあるのを見たことがあります。「の」の使われ方もさることながら、「ごぅかく」がやたらかわいいよ。なぜ「う」がちいさいのでしょう。ギャル字? 他にももっと激しいを見た気がしましたが、とっさに思い出せません。残念。 まあ、日本でも手軽に中国語感を表すのに「○○的□□」は頻繁に利用されていますが、おそらく中国人がみたら愉快なことになっていることもあるでしょうのでこれはお互い様ですね。
他にも、ハンガーを買ったら「モダンなファミリーヨーヒン」などと書いてあり、なかなかの佳作だと感じました。 ファミリーまではいいのだが勢いあまって用品までカタカナになっておりどうにも微笑みを誘います。やっぱりなんかかわいい。 ヨーヒンはさておいて、「○○な」で名詞を修飾するのは文法的には正しいのですが、なんだろうか。ちょっとかしこまった感じでもありますね。 ちょっといろいろやってみよう。 「激烈な豆腐」 「清らかな饅頭」 「陰鬱な牛乳」 「豪華な革鎧」 最後のはウィザードリィに出てくる防具ですが。
続く。
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