2004年12月24日(金)/日常に潜むアドベンチャー。 |
翌日に隣の市に行く用事があるので、当日すみやかに任務を済ます為に、予行演習としてあらかじめ車でその道のりを走ってみようとふと思い立ちました。
車で隣の市に行くだけなのに、このように仰々しい物言いをするのにはわけがあります。私は、我ながら何かの冗談かと思うくらい車の運転に対する適性が低いにもかかわらず、本当に不思議なことに運転免許を取得することができました。しかし、やはり不思議でたまらなかったので危険だと思い、5年以上全く運転をしなかったのが、最近突然車に乗り始めたという経緯があるのです。そして、これまでも、いろいろと怖い思いをしつつも数ヶ月経た今、いよいよ隣の市に赴こうと決心したので、やる気が消えないうちに急ぎ車に乗り込みます。鉄は熱いうちに打て! 乗り込んでしばらくして重大なことに気がついたのですが、どうもよく道を覚えていない気がします。というか、明らかに知らない道を走ってしまっています。うわーどうしよう。鉄が熱すぎたのでしょうか。
それにしても、道というのは不思議なものですね。
しまった。どうやら、曲がる道を間違えた模様。 おやおや、全然知らない道ですよ。 これは、いったいどういった道なのだろう? 私の意図する方角と全く違う所に向かっているようだよ。 止まって考えようにも、止められそうなところもないよ。 もはや、自分が何処にいるのかサッパリわからないよ。 …私は一体何処から来て、そして何処へ行ってしまうのだろうか…? …………。 またいつか、我が家に帰れることもあるのだろうか…?
なんてことを考えているうちにも、どんどん何処かに向かって車は走り続けます。夜なので道が暗く、ますますいろいろな事がわけがわかりません(文章も混乱)。超怖い。 そのうち、メジャーっぽい道に出れば、いずれ案内標識が出るので、それに従えば知っている道にたどり着けるのでは? ということにようやく気が付いたので(遅い)、そのようにしたら、今度は運悪く国道に乗っかってしまいました。夜なので皆さんすごいスピードで走っていらっしゃいます。交通の妨げになるとかえって危険なので、私も周りに合わせてスピードを出さねばなりません。仕方なく泣きながらアクセルを踏みました。マジで怖い。普段40キロくらいで走った事しかないのに。怖いよ。
まあとにかくこのような感じで、曲がる道を何度も間違えつつも、死を覚悟しながら、家にたどり着いたらすっかり夜が更けていました。 ちょっと車に乗るだけでものすごい冒険気分ですよ。生きるか死ぬかです。摩訶不思議アドベンチャー。生還出来てよかった。いや、車を運転しただけなんですが。
というか、もうちょっと主体性を持って運転した方がいいですね。
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