、まとめ
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こあらの見た風景(要はブログ)
スタートしました。
2007年02月06日(火) |
あの人、バカとしか思えない |
「産む機械」発言が一段落したと思ったら、今度は「健全」。
ニュースを見たとき、大臣の言葉に対する感性のなさにあきれた。
大臣は「他方、当人の若い人たちは結婚をしたい、それから子どもを
2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいるわけだから、
本当にそういう若者の健全な、なんというか希望というものに
我々がフィットした政策を出していくことが非常に大事だと思っている。」
・・・って、発言したそうな。
発言として報道されている全文を読むと、
この大臣に悪気はないのはわかる。
たぶん、素直に「子どもが2人以上欲しいと思っている夫婦を
支える政策が少子化対策には必要」と思っているんだと思う。
このこと自体に問題はない。絶対ない。
でも、このことを言うときに大臣の立場にある人が、
「健全」というのはいかがなものか。
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「健全な精神は健全な肉体に宿る」って言葉がある。
これを聞くと、不快感を覚える人が、少なからずいる。
「身体障害者には、健全な精神は宿らないのかと思う」と、
昔読んだ本に書いてあった。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉の妥当性が
問題になるのではない(誤訳ですけどね。。。)。
問題なのは、このような表現をすると不快に思う人がいるということ。
今回の大臣発言もそう。
身体的・経済的事情で2人の子どもを作れない夫婦や、
結婚していない人の中に、この発言を不快に思う人がいると思われる。
確かに、不快感を示す人は少数かもしれない。
でも、大臣という立場にある人が、悪意はないにせよ
少数派に対する配慮に欠ける発言をするのはいかがなものかと。
会社でいろいろな文書を作成しますが、
「この文書を受け取った人がどのように感じるのか」を考えることは、
新入生のころ、一番最初に教えてもらったことですけど。
こういう、言語感覚の乏しい人が大臣なのねと、
ちょっと寂しくなったニュースだった、
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ただし、
この発言をもって、野党が再度審議拒否をしたり、
審議をしても、発言問題しか扱わないなんて国会にしたら、
野党は、もっともっとおろかだと思う。
発言問題は発言問題。
でも、決めるべきことはたくさんある。
同時に平行して審議すればいいのでは?
会社だったら当たり前のこと。国会にはできない?
でも、そんな議員を選んだのは、有権者なんだよな。。。