今日のこあら
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こあらの上海旅行記(まとめ

こあらの見た風景(要はブログ) スタートしました。


2004年12月10日(金) 演劇の好み

大阪から帰ってまいりました。
ただいまです。
やっぱり自宅はいいですね。

こあらです。

夜10時のNHKニュースを見ていたら、
国立劇場が「社会人のための歌舞伎入門」を開催して、
とても好評を博していると出てきた。
土日に来てもらうのも難しいので、
金曜の19:00スタートにすれば、
若い世代も来てもらいやすいだろうと企画したら、
やはり大当たりだったとのこと。

演目は勧進帳。例の「義経」の逃避行の一幕ですよねぇ。
演目の始まる前に解説をつけるという趣向。
で、演じるのは、弁慶を松本幸四郎。富樫を市川染五郎の親子。
なんて、贅沢な・・・。
それに、勧進帳は「歌舞伎らしい」演目だし、
いたるところに「決め所」「決まりごと」があるから、
その点にだけ注意していても面白い。

おかげで、勧進帳が見たくなったので、HDDに録画してあるものを
BGMにして、この日記を書いております。
こちらは、市川宗家の弁慶に、菊五郎の富樫となっております。


それはさておき。
東京に出てきてから舞台を見に行くという習慣ができたのですが、
僕の好みって、新作じゃないんですよね、やっぱり。
昔から人気のある舞台をみて、

「今回はこの部分の演出が変わった」とか
「この役者さんは、こんな風に演じるんだ」とか

そんなことを考えながら見るのが大好きなんですよ。
新作だと、それはできませんからね。

勧進帳だってそう。
団十郎の弁慶と幸四郎の弁慶。
同じせりふを言っているのに、受ける印象はぜんぜん違う。
団十郎は重厚で、どっしりとした弁慶になるのに、
幸四郎だと、声が高いこともあり、勢いがあって
華やかな印象を受ける。

こういうのがきわまったのが様式美ってやつだと思うんですが、
どうでしょうね?


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