今日のこあら
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こあらの上海旅行記(まとめ

こあらの見た風景(要はブログ) スタートしました。


2004年06月07日(月) こあらの自戒

昔、父親が「朝まで生テレビ」を見ながら、
『この番組嫌い』といっていた。

嫌いなら見るなよ・・・と思いながらも、その理由を聞くと、
『こいつら、口ばっかりで何もしない。』からだと。
結果がすべての職人の世界で生きてきた父親にとって、
結果もださず、ただ批評ばかりしている評論家というものが、
どうも気に入らなかったらしい。

その割に、ゴルフに関しては理論だけ「が」素晴らしく、友人達からは『口シングル』といわれている。


そんな父親に、
「世の中には考えることが仕事の人もいるの」
「それが役割分担なの」などと、
結構生意気な口を聞いていた高校生こあらがいた。

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なんでこんなことを思い出したのかといえば、

だからといって、「考えることが仕事」という人がいることを
全く否定する気はない。
学者にしても、シンクタンクの研究員にしても、
直接の経済的な利益に繋がらないことを地道にしてくれるひとがいるから
社会が前進して行くことは間違いないからだ。

会社の施策は、「作業をアウトソーシングして、企画部門を本体に残す」のが
大半だ。つまり、作業しかしない人は、低賃金の会社に出向させ、
本体(企画部門)の利益を確保しようという発想である。
そういう施策をみるたびに、いま、うちの会社に足りないものは、
「作業をする人」への敬意だよなと、こあらは思う。


確かに、同じ作業をタンタンと繰り返すだけだと、
創造的な部分は少ないかもしれない。
でも、長年の作業の経験で得られた「知」だってあるはずなのだ。
それは、絶対に尊敬に値する。

そのことを無視して、
「今の時代はこのような知識がないと生きて行けません」
「創造的なモノを考えることが、今の時代は大切なのだ」
といったところで、反発されるのがオチだとおもう。

とはいえ、法務担当からすれば、いくら立派な経験知でも、
法律上、間違っていることは間違っていると
キッパリいわなくてはならない。
ただ、そのときに「あなたは、何も知らないんだから、
言うことを聞きなさい」という態度で話したところで、
聞いてもらえるはずはないだろう。

この御時世、「あれもだめ、これもだめ」といわざるを得ない。
だからこそ、せめて「先輩に対する敬意」を持つことだけは
忘れないようにしたいと思うのだ。

今月来月と、こあら先生の仕事がたくさんある。
自戒の意味を込めて、日記にしておこうと思う


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