今日のこあら
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こあらの上海旅行記(まとめ

こあらの見た風景(要はブログ) スタートしました。


2003年05月05日(月) GW最終日

鎌倉で能を楽しんできました。

たぶん明日出社して
「GW中何してた?」「歌舞伎と能を見てきたよ」
なんていったら、
「高尚なご趣味で…」などといわれて、引かれる事間違いなし。

試してみるといいよ。僕は試さないけど。>しばさん

でもね、能も歌舞伎も、もとは庶民の娯楽。
そんなに高尚なものではないと思うのです。
まぁ、能は江戸時代には式楽として、「武家の一般教養」になったので、
庶民の時代だった時代も短いのかもしれませんが。

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それはさておき。
今日、鑑賞したのは「鎌倉能舞台」主催の舞台。
一度、会社の人の紹介で、ここが主催の舞台を拝見した事と、
こちらの日記でちらちら名前をお見かけしていた事もあり、
何も知らないところよりはと、チケットを手配しておいた。
会場も鎌倉だったので、いそいそと向かう。

最初、能の歴史ということで中国の歴史を一通り。
話の流れが古代王朝から、史記の話になり、項羽の話になる。
そう、今日の能は「項羽」だったのです。
受験時代の古典を思い出す話が随所に出てくる。
世界史は嫌いなのだが、史記は読んでみたくなった。
(もちろん訳本)
狂言を挟んで(思いきり笑ってリラックスできました)、
能「項羽」。内容は「四面楚歌」のエピソードが下敷き。

これまでも、能は何度か鑑賞した事がありました。
でも、その度に睡魔との戦いがありました(涙)。
しかし、年齢のおかげでしょうか、
今回初めて能面の表情が変わったのをみる事ができました。
能面って、表情がない様に思うでしょ?
でも、表情があるんですよ。心配そうな顔、驚き、嘆きの顔。
項羽の姿に、そんな顔が見えました。

しばさんはしばさんで、虞氏が城壁から飛び降りるところを見た時、
「燃え盛る炎をバックに、虞氏が覚悟を決めて飛び降りたのが見えた」
…のだそうです。

最初は、嫌だ〜といっていたしばさんも、
今後、しばらく能の鑑賞を続けたいとのこと。
ご心配なく、こあらは次を押さえてあります。

6月終わりの国立能楽堂。歌舞伎で何度か見た石橋物。
(赤や白の獅子が毛をブンブン振りまわすやつです↑)
ご本家を拝見しに行きましょうね。


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